基本情報
- ジャンル:スポーツ(サッカー)
- 機種 :ファミリーコンピュータ データック
- 発売元 :バンダイ
- 発売日 :1994年4月22日
ゲーム概要
『Jリーグ スーパートッププレイヤーズ』は1994年4月22日にバンダイより発売のファミコン データック・スポーツ(サッカー)ゲーム――ご存じ(?)ファミコン版バーコードバトラーたる『データック』専用ソフト全7本中の第7弾にして、つまりは最後のデータック専用ソフト。ゲーム性としては、おそらく誰でも想像が容易い――トップビュータイプの縦スクロールサッカーゲーム。遊べるモードは、タイトル通りJリーグを戦い抜く「J.LEAGUE」(リーグ戦)、2P・COM対戦ができる「プレマッチ」、2P対戦の「PK対戦」、バーコード解析モードとなる「選手名鑑」となっている。
バーコードはチーム・選手の選択で利用する。「付属のチームカード」をデータック本体のバーコードリーダーで読み込ませ、「J.LEAGUE」「プレマッチ」で使用するチームを決定し、試合に参加する。また、「PK対戦」「選手名鑑」ではカード以外のバーコードからも選手データを呼び出して使用・閲覧できる。ファミコンゲームだけに「キャラやボール」が小さく見にくいことが難点であるが、それ以外ではとくにプレイの支障となるような大きな問題点は見当たらず――私は快適にプレイできた印象を持つ。タイトル画面にもデカデカと表記されているが、本作はどうやらJリーグの公式許諾を得て作られた模様――当時のチーム名・Jリーガーの実名やプロフィールがそのまんま出てくる。ゆえに昔からのJリーグファンならいろいろ懐かしんで楽しめそうだ。
――で、このゲーム、「データック最後のタイトル」「Jリーグ公式ゲーム」以外あまり書くことがないっていうね。サッカーゲームとしては当時の水準として普通に楽しめるものの、最大のウリであるバーコード要素についてはさすがにそれぞれの選手専用グラフィックなどはなく、なんだかとっても地味なのはハード性能的に仕方がないと分かってはいても残念なところ。他のデータック専用ソフト(『ドラゴンボールZ』『ウルトラマン倶楽部』など)に比して、「どのバーコードで、どのくらい強い、どのキャラクターが出るのか?」探す楽しみが薄いなぁと私は感じたものだったな(ひょっとしたら昔からのJリーグファンならば選手のプロフィールを眺めるだけでも楽しめるのかもしれないけれど――その辺りは該当する方にぜひとも意見をお伺いしたいところ)
れとげ部!での評価
隠げ!:
ここが隠げ!
今後の動向に注目したい!
本作発売の1994年といえばファミコンラストイヤーだよね~。プレステとかセガサターンが発売された年だよね? ……いや、よくファミコンで「Jリーグ公式ゲームを出そう!」って決断できたなと個人的には思ったり。当然許諾を得るにもそれなりのライセンス料が必要だったんだろうし、それを回収できる見込みがあったってこと?(……実際回収できたんだろうか?)。いや、大きなお世話だとは知りつつも、とっても気になる下世話な話! 一般的にも本作はマイナゲーで間違いないと考えているが、コレクター間ではメジャーなのかな? データックはファミコン末期(1992年)に登場した周辺機器だけに、その専用ソフトも軒並みレアゲー化していて、有名なのは『バトルラッシュ』――現在では146万円を超える価格で取引された実績がある。
本作も調べてみたところ『バトルラッシュ』ほどではないにしろ、それなりのプレミア価格が付いている様子。本ブログでは現時点でこのゲームを「ファミコン末期&データック専用ソフト」「普通のサッカーゲー」とのことから「隠げ!」と評価しているけれど、今後「レアげ!」となる可能性は大いにあるって気がしてる(ひょっとしてすでに「レアげ!」かもしれない)。今後とも心の片隅に留めておきたいレトロゲームだ。
コメント! (レトゲで一言!)
いよいよデータック最後のタイトル。昔からのJリーグファンならば選手のプロフィールを眺めるだけでも美味いお酒が飲めるだろうか。