アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :テクモ
  • 発売日 :1987年4月17日

ゲーム概要

『アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃』は1987年にテクモさんより発売されたファミコン・アクションゲーム。アクションRPGといってもいいくらい、RPG的な要素が多く見られる。本作を評するときによく聞かれるのが「賛否両論ゲー!」。なぜかといえば「アーケードファンからは不評」だがしかし「アーケードを知らないユーザーからは好評」だということだ!

そう、本作は1986年リリースされたアーケードゲームのアレンジ移植で、当時ゲーセンで絶大な人気を誇っていた! そのため、純粋な移植を望んでいたアーケードファンの期待を裏切るカタチとなり、現在に至るまで評価が分かれることとなってしまったのである! 思えば、フライヤーやパッケージイラストからして、全然違っていたな!(確かにパッケージ詐欺感ぱないの。でもね、これはファミコンのメインユーザーたる低年齢層向けの対応で、当時はよく見られたファミコンあるある)。主人公のアルゴスの戦士は「ディスカーマー」と呼ばれるヨーヨーみたいな武器で戦い、これを円状に振り回して上空の敵を迎撃するなど、他にはない爽快なアクションが魅力の一つだったのだが、FC版ではそこら辺もガッツリ削られ、平凡なアクションとなってしまった!

――とはいえ本作の場合、ACファンからの不評は想定しつつ、しかしあえてのアクションRPG化! 大胆なアレンジ移植に踏み切ったのだと思われる! ――というのも、当時のファミコンスペックでは「アーケードゲームの完全移植は不可能!」というのが、ゲームファンの常識。「中途半端に似せるくらいなら、いっそ別物にしてしまったほうがいいものが作れる!」と決断したであろう開発陣に、私は結果的に敬意を表したい! 実際、『アルゴスの十字剣』よりも『はちゃめちゃ大進撃』の方が面白いよね! グラフィックも動きもいいし、二重スクロールを再現しているところには驚愕すら覚える!(見よ! あの美しい夕日を!)。しかしもちろんアーケードの『アルゴスの戦士』もよかっただけに、ACファンの落胆も理解できてしまう……! ――これ、『アルゴスの戦士』じゃなくて「アルゴスの戦士R・P・G!」的な売り出し方をすればよかったんじゃないかな?(「はちゃめちゃ大進撃」とか言ってる場合じゃなくて、……いや、それも結局は結果論に過ぎないか? いずれにせよACファンからの批判は免れないだろうか……)

「れとげ部!での評価」は「神げ!」。まぁ、なんだかんだ言ってきたけど、当時はアーケードの『アルゴスの戦士』を知らないファミっ子の方が多かったんじゃないかな? そして、ファミっ子たちの声は「おもしろい!」がほとんどだったと私は振り返る……。経緯が経緯だけに、なかなか純粋な評価がしづらい作品かもだけど、そんなファミっ子たちの声を総評にしてもいいのだろうと、私は思っているよ!

ストーリー

それは、ある日突然訪れた。かつて、伝説の五神インドラが繁栄させたといわれる、聖地アルゴールの空を覆いつくすように、空飛ぶ城、獣王ライガーの牙城が出現したのだ。天空から舞い降りた獣人族は残虐の限りを尽し、一夜にして悪の帝国を築いた。しかもライガーは、五神インドラの創り出した平和の象徴である「平和の扉」を奪い去った。平和の望みは扉と共に消え、人々は笑顔を失ない、古くから伝わる予言書の一節を唱え続けるだけであった。「大地が獣に覆われし時、アルゴスの地より戦士甦えりてこれを救わん」人々の悲痛な祈りは山々に響き渡り、遠くアルゴスの地にこだました。戦士は今甦える。闘神インドラの力を借りよ。ライガーを倒し、再び平和の扉を開け。獣王は天空にあり!

取扱説明書 <プロローグ> より

れとげ部!での評価

神げ!

ここが神げ!

アーケードとは別に考えて!

そしたら、良作だよね!

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    アーケードユーザーは落胆、ファミっ子たちは歓喜。評価が分かれるアルゴスの戦士R・P・G!

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