基本情報
- ジャンル:RPG
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :バンダイ
- 発売日 :1990年8月11日
ゲーム概要
これは懐かしい! 『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語』! じつは「ガンダムゲーム初のRPG作品」だって知ってた? SDガンダムは元々「ガチャガチャの塩ビ人形(いわゆるガン消し)」から端を発していて、ゲームでは『SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ』から「武者」「騎士」などと様々に派生していったんだよね。言わずもがな、「騎士」系のゲームでは1990年にファミコンで発売された本作が初作品となっているよ!
さて、「ナイトガンダムとはいったいどんな世界観だったのか?」といえば「人間とモビルスーツ、そして妖精やモンスターが仲良く暮らす不思議な世界」――と、まさにファンタジーRPG的なノリだったな。カードダスとして商品展開されていたため、その設定をまんまゲームに持ち込んだカタチになる。シリーズでいうと「騎士ガンダムシリーズ第一弾『SDガンダム外伝 ジークジオン編』」が題材になっているんだけど、――懐かしいなぁ、カードダス集めてた!
本作の最大の特徴も「このカードダスをそのままゲームに取り入れている」ことで、RPGに「カードゲームの要素(ミニゲーム)」を加えた作品といえば「FFVIII・IX・X-2」などの有名作品もパッと思い浮かぶけど、これを先取りしていたのはなかなかすごいことなんじゃないかな!
このカードダスバトルは町の中でも行うことができ、勝つとフィールドでの戦闘と同様に経験値とお金がもらえるシステムになっている。お店にガチャガチャが置いてあって、1枚20Gで回すことができ、何が出てくるかは引いてみるまでわからない仕様は、まんま現実のカードダスと一緒! 暗号を解読すると入手できる特別なカードがあったりもして、まさに実際にカードダスを集めていた子供たちのツボをよく押さえていたよね!
ただし、ゲームデザインについては「まんまドラクエ!」っていうよね。当時のファミコンRPGといえば「まぁドラクエに似てないものはない」って位のものだったけど、ここまで似ているのはちょっと他になかったかも。ゲームバランスも良いとはいえず「エンカ率の高さ」「移動の遅さ」など数え上げていくと結構な文量になりそう。しかし全体のデキとしては、ゲームとして破綻しているほどひどいものもなく、悪くないって思ってる。ロードするとき「これまでのあらすじ」がデモ表示されるのも独自性が感じられる工夫だったな! フィールドがドラクエに激似とはいえ、キャラクターも含めてグラフィックはきれい。何より「ドラクエより騎士ガンダム!」っていう根っからの騎士ガンダム派が当時いたような気がするんだよね!(どうだった?)――うん、「神げ!」で!
ストーリー
今とは違う時代、彼の地にあるという「スダ=ドアカワールド」。そこは人間とMS(モビルスーツ)、そして妖精やモンスターが仲良く暮らす不思議な世界だった。
ところがある日、雷光とともに降り立ったジオン魔王サタンガンダムの出現により、暗黒の世界へと一変したのだ。ついに魔の手は辺境の国、ラクロア王国にまで伸び、国王レビルの愛娘、フラウ姫がサタンガンダムの手下にさらわれてしまうという大事件が起こった。困り果てたレビル王は、伝説の勇者、騎士ガンダムを城に呼び、彼に魔王を倒すことを命じたのだ。
「かならずフラウ姫を救い出し、ラクロアの地に平和をとりもどしてみせます」騎士ガンダムはレビル王に誓い、僧侶ガンタンク、戦士ガンキャノンとともにラクロア城をあとにした。
そして、勇者たちは、大いなる冒険の果てにどんな物語を生み出すのだろう…。
取扱説明書 <STORY 選ばれし者よ、この世界を救いたまえ…。> より
れとげ部!での評価
神げ!:
ここが神げ!
カードダス集めてた!
1回20円のカードダスの楽しみがホントにここにつまってる!
コメント! (レトゲで一言!)
ガン消し、カードダス、集めてた?