基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :カプコン
- 発売日 :1987年12月17日
ゲーム概要
- もはや説明は不要。カプコンが生んだアクションゲームの金字塔といえば、はい出ました『ロックマン』。現在に至るまで多くのシリーズ展開がなされてるよね。まさに「カプコンの顔」といっても過言じゃない。
- ストーリーは、ロボットが人間社会に浸透して、仲良く暮らしていた未来世界(ただし200X年という設定なので現在は軽く未来を超えてしまってるっていうね)。天才科学者Dr.ライトの元にあった6体のロボットが世界征服を企むDr.ワイリーによって盗まれ、悪の戦闘兵器に変えられてしまう。残されたお手伝いロボットのロックは、仲間を助け出すため自ら戦闘ロボットへの改造を願い出る。こうして戦闘ロボットとして生まれ変わったロックマンは、仲間と平和を取り戻すため戦いに臨む!
- システムは至ってオーソドックスな縦横スクロールの2Dアクション。主人公のロックマンは、ロックバスターと呼ばれるショットとジャンプを駆使して敵を倒しながら進んでいく。
- 最初に選べるステージは6つ。攻略順は自由。各ステージの最後にはDr.ワイリーに連れ去られた改造ロボットがボスとして待ち受ける。倒せばステージクリアとなる。
- 全部で6体いる各ボスを倒すと、そのボスの持つ能力を手に入れることができる。これは以降のステージで切り替えて使用することができる。各ボスには弱点となる能力攻撃もあり、その弱点となる能力を先に手に入れるとボス戦が有利に戦える。序盤6ステージの攻略順に自由さを提示しながらも、プレイヤー自身が有利な攻略順を模索していく楽しさがある。
- この「単純な一本道のアクションゲーム」に留まらない、試行錯誤の上でプレイヤーが攻略ルートを作っていくというゲームデザインは、当時としては斬新で挑戦的な試み。でもプレイヤーたちからちゃんと支持された。
- 本作の特徴としてはやっぱり「シリーズ内でも屈指の難易度を誇る」点が挙げられると思う。動きに慣性の働く独特の操作性を自分のものにする必要がある。ジャンプ中の空中制御、大ジャンプ・小ジャンプの使い分けなど細かい操作も然り。ライフ制なので多少ダメージを負いながら進めていくことは可能――だけど、それだけだと進むのが困難な場面もあって、テクニックの習得は必須。
- そんなプレイヤーに媚びない難易度は当初セールス的には振るわなかった。でもゲーマー心を掴むのに十分な魅力があったのは確かだった。その証拠が現在まで愛されるロックマン人気である、と言えるよね!
ストーリー
200×年、科学の進歩によって人々は工業用の人型ロボットを生みだした。ある日のこと、この工業用ロボットの第一人者であるライト博士のところへ、次のような情報が入った。
“博士の開発したロボットが、次々に暴れ出している!このままでは、ロボットに人間が支配されてしまう!!”
ロボットが人間を支配するなんて!? きっと、悪の天才ワイリーの仕業にちがいない。ライト博士の開発したロボットを改造して、その力で世界征服をたくらんでいるのだ。…
ライト博士は、いつも自分の息子のように可愛がっている家庭用ロボット“ロック”を呼んだ。そして、博士自身の手によって生まれたロボット6体の各心臓部分を回収させるべく、ロックを戦闘用ロボット“ロックマン”として改造したのである。
行け、ロックマン!! 無事6体のロボットを回収するのだ! そして、ワイリー博士のロボット大工場を破壊し、平和をとりもどすのだ!!
取扱説明書 <ストーリー> より
れとげ部!での評価
無理げ!:
……なのに!
神げ! :
ここが無理げ!
- シリーズ屈指の難易度!
――初見でクリアするのはほぼ無理って言われるくらい難しい。動くリフト、狭い足場に何度も涙目になること必至。あとコンティニューがないから、時間的に攻略がきびしいって面もあるよね。
ここが神げ!
- ……しかし、その難易度こそ真の神ゲーへと至る道!
――「この高難易度がまたいい!」ってファンは本当に多い。真の神ゲーはその難易度さえも神へと至る一要因としてしまうって感じ。選択権のあるステージ構成、ボスの能力をラーニングできる仕様など、難しくとも何度もやってしまう面白さが『ロックマン』にはある。 - てかジャンプしてるロックマンかわいすぎやろ!
――なぜにあないな大の字ジャンプやねん!? って思わずツッコミ。ロックマンはこのファミコングラフィックこそが最高なんだと私は思うよ。
コメント! (レトゲで一言!)
お手伝いロボットだったロックが、仲間たちを助けるために戦闘ロボット・ロックマンになったっていうね。ちょっと泣けるストーリー。
設定上、ロックマンが誕生した時は200X年。現実風に言うなら、ルンバを戦闘ロボットに改造して、戦いに挑む感じ?
想像してみるとなかなかにシュール。