天地を喰らうII 諸葛孔明伝

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:RPG
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :カプコン
  • 発売日 :1991年4月5日

ゲーム概要

よっしゃ『天地を喰らうII 諸葛孔明伝』いってみよーか! 本作はご存じ(?)本宮ひろ志さんによる三国志漫画を題材にしたFCゲームの第二弾である。「兵士の数をHPに置き換える」ことで「大多数対大多数」の戦いをRPGに組み込んだ意欲作だったな!(知らない人、忘れちゃった人は、下のリンクから予習、復習しておいてね!)

前作において、ついに司馬懿を倒し漢王朝による統一国家を作り上げた(!?)我らが劉備玄徳だけど、本作ではまた時代が巻き戻しになって再び袁術と戦うところからゲームがスタートするよ!(漫画を知っている人は分かると思うんだけど、このゲームは未完の原作とは異なるオリジナルストーリーが展開される。シナリオは「三国志演義」が元になっているんだけど、ラスボスはやっぱり司馬懿で「劉備びいき増し増し」でお送りしているよ!)

システム面はほぼ前作を踏襲しながらも、ゲームのテンポを阻害していた「兵糧」を廃止し、新たに「陣形」の概念が加わるなど、概ね「前作よりもゲーム性はパワーアップしてる!」と言ってもいいんじゃないかな。前作では「敵として登場した武将のほとんどを仲間にできた!」けど、本作では「原典で蜀に仕えていた一部の武将のみ……」となり、この点「改悪ととるか、改善と見るか」は微妙なところ。なぜなら前作では「敵を仲間にしても成長しなかった……」のが、本作では「仲間になった武将は全員育成可能に!」(結局、仲間にできても育成出来なきゃ使えない! ――って、前作のとき話したっけ。まぁ本作でも加入タイミングなどの関係によりメンバーは固定されがちではあるんだけど……)

さて、ストーリー展開は前作がかなり駆け足だったのに対して、本作はかなりガッツリな感じ。中盤には「諸葛亮の登場」と「赤壁の戦い」という山場があって、前作と同じルートを辿りつつも「より盛り上がる!」ようになっている。そして最終的にはラスボスである司馬懿一族を倒してエンディングとなるわけね! ――そんな『天地を喰らうII 諸葛孔明伝』の本ブログでの評価は「神げ!」。「三国志演義」以上に「劉備びいき」がすごい!!! けど、基本的には前作よりもパワーアップしていて、なかなか遊びやすいRPGなのは流石カプコンさんだよね!

ストーリー

時は後漢末期(今から1800年程前の中国の王朝)、黄巾賊の乱によって荒廃した世の中を救う為、前漢景帝の血を引く劉備玄徳と、いずれ劣らぬ猛将、関羽、張飛の3人は桃園で義兄弟の誓いを立て(桃園の誓い)、黄巾賊討伐に立ち上がった。

時を同じくして、「乱世の奸勇」と称される劉備最大の好敵手曹操も黄巾賊討伐に挙兵したのであった。
劉備らの働きにより黄巾賊の乱は片づいたものの、それはこれから訪れる乱世の時代のプロローグにすぎなかった。

世の乱れに乗じて着実に力をつけ、ついに丞相の地位にまで昇りつめた曹操は、丞相の地位では満足しきれず天下統一の野望を抱き、ついには帝をないがしろにするにまでいたった。この曹操の野望を知った劉備らは同志とともに曹操を倒そうと企てるが、計画が露見し劉備は曹操に追われる身となった。
そして時が過ぎ、ますます力をつけた曹操に対し、劉備はいまだに伸び悩んでいた………。
ちょうどこんな時、劉備は伏龍と呼ばれる大賢者がいることを知るのであるが………。

取扱説明書 <ストーリー> より

れとげ部!での評価

神げ!

ここが神げ!

カプコンさんは『天地を喰らう』大好き?

完全余談なんだけど、『天地を喰らう』といえば当時やたらゲームセンターで見なかった? そう、ベルトスクロールアクションのやつ!(まぁ性能的に仕方がないんだけど、こっちの方が漫画の雰囲気はよく出ていたよね)。もちろんAC版もカプコンさんが出していて、どうやらカプコンさんは『天地を喰らう』というコンテンツが殊の外お気に入りだった……のかな? ――っていう、素朴な疑問ね。

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    パワーアップして帰ってきた三国志RPG。ところで、当時ゲーセンでベルトスクロールアクションの方よく見なかった?

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