ガルフォース ETERNAL STORY

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:シューティング
  • 機種  :ファミリーコンピュータ ディスクシステム
  • 発売元 :HAL研究所
  • 発売日 :1986年11月19日

ゲーム概要

ガルといえばあの頭脳戦艦を思い浮かべてしまうファミっ子は多かろうと思われるが、フォースを連想する者は果たしてどれだけいるんだろうか――みたいな。そんな(?)本作『ガルフォース ETERNAL STORY』は『モデルグラフィックス』という模型雑誌に連載されていた原作から始まって、ソニーグループがOVAシリーズ化して人気となった『ガルフォース』のゲーム版。HAL研究所が自社ブランド品・ディスクシステム用ソフトとして制作しており、じつは同社の「ファミコンソフト第一弾」となる「ハル研的記念すべき作品」である。

タイトルは「ギャルのフォール(GAL+FORCE)」で「女性の戦隊」という意味。さすがにファミコンスペックで美少女要素をふんだんに盛り込むには無理があり、オープニングのキャラ紹介以外にギャル感は薄いものの「美少女+STGの元祖」として取り上げられることも。本作はぶっちゃけ「原作アニメがなかなかいいな」と私は思ってる。主人公級の美少女たちが最終的に殆ど死亡する鬱展開は、昔のアニメでありがちなエンディングではあるものの、現代に振り返ってみると逆に新鮮さが感じられる。可哀想は可愛いって最近割とよく聞くの私だけ???

さて、前置きが少し長くなってしまったけれど、そんな面白い原作をファミコンで忠実に再現するのは当時不可能だったな。結果として本作は「ギャルを助けに行く極めてオーソドックスな縦シュー」といったところに落ち着いている。ゲームの目的はOVAで主人公格だった仲間たちを救出すること。最初はラビィのみで戦っていくが、仲間を救出することで使える武装が増えていき、それぞれのキャラクターに応じた多彩な攻撃が行えるようになる。機体は大きめで当たり判定もそれに伴い大きく、パワーアップアイテムを取るまではスピードが遅いのに敵は速い。敵弾は多少食らってもすぐにミスとはならないものの、1ショットボタンかつ地上の障害物が多いせいでショットが障害物に吸われ空中の敵に対処できない場面もチラホラあったり。――そんなこんな「難易度はかなり高い気」がしてる。1ステージは前後半に分かれ、前半に機体を損傷しても後半の宇宙面に移行するカタパルトに乗れば修復される。最後は巨大なボスとの戦闘に勝利すればステージクリアとなる。

このゲームは作り的には「非常によくできている」のはさすがハル研さんですね。グラフィックも当時としては綺麗だし、敵が大量に出てくる割に処理落ちが見られなかったり。極めつけは巨大ボスと背景を別々にスクロールさせるという――プログラミングのレベルの高さを思わされる仕上がり。ディスクシステム用ソフトということもあってマイナーな印象は拭えないけど、「隠れた名作」といっていいタイトルなのではなかろーかって、私は思っているよ!

ストーリー

広大な暗黒宇宙に存在するパラノイドとソルノイド。惑星カオスでパラノイドのガルフォース6人が囚われてしまう。ひとり残されたラビィは、スターリーフ号に乗りメンバーの救出に向かう。

れとげ部!での評価

ガルげ!

ここがガルげ!

GAL+STG!

この組み合わせは私の中でかなり燃(萌)える!

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    ファミっ子はみんなガルが大好き!(ただし頭脳戦艦は除く)

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