ドラキュラII 呪いの封印

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクションRPG
  • 機種  :ファミリーコンピュータ ディスクシステム
  • 発売元 :コナミ
  • 発売日 :1987年8月28日

ゲーム概要

『ドラキュラII 呪いの封印』は1987年8月28日にコナミより発売のファミコン ディスクシステム・アクションRPG――あまりにも有名な神アクション『悪魔城ドラキュラ』の続編となる本作だが、シリーズ中でも「低評価」で知られている。その主な理由の一つは「時代的にこのゲームは早すぎた!」。近年のドラキュラといえば「メトロイドヴァニア」(『メトロイド』+『キャッスルヴァニア』―『悪魔城ドラキュラ』の海外版タイトル―)の代名詞でおなじみの通り「探索型アクションRPG」が主流となっている。しかし、当時のファンは「純粋なアクションとしてのドラキュラ」が強く印象に残っていて、それを期待していたものだから「乖離したゲーム性」に戸惑いを覚えたということなんだな。

とはいえ、じつは「アクションの基本的な操作システムは前作と変わっていない」。そこへ「レベル」「経験値」「お金」「謎解き」などRPG的な要素を加え、「昼夜の概念があり、夜には敵が強くなる」など先進的な試みも導入し、本家小説『吸血鬼ドラキュラ』の設定も前作さながら巧みに取り込み――実際にプレイしてみると、ぶっちゃけ当時のアクションRPGとしてはかなりまとまっている印象を受ける。……ところが残念ながら、肝心のアクション面においては前作よりも劣っている。前作『悪魔城ドラキュラ』は「歯ごたえのある高難易度アクション」としてコアなユーザー層に好評を得ていた。しかしながら、本作ではそこにより万人ウケを狙った難易度調整が入ったのか「マップのギミックが凝っていない」「敵の行動パターンが単調」「ボスの弱体化」などが指摘されている。

さらに、RPG要素についても「謎解きが分かりにくい!」「ロード(「オマチクダサイ」)が煩わしい!」など、理不尽さやゲームバランス面での練り込みの甘さが確かに見られる。ロード時間については「本作がディスクシステム用ソフト」であったことに起因しており、「仕方がない」とは理解しつつも「ROMカセットであればあるいは名作たり得たかも」との指摘が当時からあった――しかし、この意見はのちにDL配信にて実現、再評価が期待されたが、結果的に「ロードが快適になった反面、ゲームの単調さがより目立つ」こととなり、低評価が覆されるには至らなかったという興味深い話があったりもする。

ストーリー

“悪魔城ドラキュラ”…あの衝撃のラストシーンから、7年の歳月が過ぎた。そして、舞台は再びここ、トランシルバニアの片田舎へと戻ってきた……。
英雄・シモン=ベルモンドは、ドラキュラを倒し、その肉体を100年の永い眠りにつけた。
だが、彼は自分自身の肉体を犠牲にして戦っていたのだ。
ドラキュラとの死闘でうけた背中の傷が、日ましに彼の肉体をむしばみ、そして彼は自分の死期が近づいているのを感じた。
ある朝、シモンはベルモンド一族の眠る、天使の丘の墓の前にきた。
そして自分自身の生涯をふりかえっていた。
その時、シモンは背中に気配を感じ、ふりむくと、朝もやの中に、1人の女性が立っていた。女性はシモンに話しかけてきた。
「あなたの生命は、邪悪な呪いに左右されています。
このままでは危険です。
しかし、もし今もあなたの心が、邪悪に対し、生命を賭けて立ちむかう勇気を持っているなら、神はあなたに力をさずけるでしょう。
邪悪な呪いの力が再び年月をおって蓄積され、その力が頂点に達したとき、ドラキュラは再び復活するのです。永久にその肉体を消滅させる方法は1つしかありません。
ドラキュラの肉体は、粉砕されてから7年目の今日、復活をはじめます。つまり、肉体の5つの部品が地上に姿を現すのです。
この肉体を、呪いの力が弱いうちに見つけだし、牙城であるドラキュラ城で焼きはらい、封印してしまうのです。
この封印により、ドラキュラ伝説にも終止符が打たれることでしょう。
そして、あなたの背中の傷も、呪いから解放され癒えるでしょう。
この方法でしか、ドラキュラを永久に消滅させることはできません」
この言葉を最後に、女性は朝もやのむこうへと消えていった。
そして、英雄・シモン=ベルモンドは再び新たなる決意で旅だつのであった。もうあなたの後に道はない!
戦えシモン!
Please. Remember Bitter Memories In TRANSILVANIA!

取扱説明書 <ドラキュラII プロローグ> より

れとげ部!での評価

惜げ!

ここが惜げ!

「早すぎた探索型ドラキュラ」で間違いないかと思ってる

さすが低人気とはいえ名作シリーズ作品だけに一般的にも的確な評価がなされていて、いまさら私が否やを挟む余地やなし。ただ一点、「理不尽な謎解きやゲームバランスが完璧なら本作は名作たり得たのか?」については、先述の通り「前作の影響力があまりにも大きく、ジャンルの変更それ自体に対する拒否反応は否めなかったかも」とか想像してみる(その意味では「名作の二部作目は駄作になる」の典型とも言えそうだ)。いずれにせよ、本作がシリーズ初の「探索型ドラキュラ」である点は揺るぎなく、評価されて然るべき事実――と、こちらもやはり私がいまさら言うまでもないことだろう。上ではあれこれ言ってしまったけれど、シリーズの新たな方向性を提示した『ドラキュラII』の挑戦には素直に敬意を表したい!

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    シリーズ中でも低評価で知られる本作は、理不尽な謎解きやゲームバランスが完璧なら名作たり得たのだろうか?

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