基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :任天堂
- 発売日 :1984年11月22日
ゲーム概要
『クルクルランド』は、有識者から「ファミコン初期の名作アクションゲーム!」の一つに数えられることもあるタイトル。その「一風変わった操作性」が「アクションゲームのお手本」とも言えるもので、確かに最近のハード性能やグラフィックはすごいけど「ゲームの本質は決してそんなところにあるわけじゃないんだよ!」って思わせてくれるような作品になってる!
ゲームの内容は、ステージ中に隠された金塊をすべて見つけ出すこと。通路上を通過することで隠された金塊が現れ、それらは「ハート」や「家」など何らかの絵の形になるよう配置されており、完成した絵を見るのもまた楽しかったな! 自機はボールのような不思議生物グルッピー、敵はトゲトゲのウニラ。グルッピーの衝撃波を当てればウニラに触れてもヘッチャラ! さらに壁に向かって押しつぶすこともできたよ! ステージは徐々に複雑に、難易度も上がっていく。高次面では一度発見した金塊の上を通ると裏返ってしまう意地悪な仕掛けも!?
本作の特筆すべき点は上でも述べた通り「独特の操作性」である。グルッピーは止まることができず直進を続け、外壁に当たると弾んでUターンする。十字ボタンを上下左右に入れることでグルッピーは手を伸ばしステージ上のターンポストを掴んで、それを支点にクルクル回転。そして行きたい方向を向いたときにボタンを離せばまたその方向に直進を始める――といった感じ。上手く動かすには慣れが必要で、病みつきになる面白さがここにあったな!
本作は任天堂さんお得意の「2人同時プレイ!」も可能。お互いに当たり判定があり、友達同士協力しているつもりが邪魔をすることにもなりがちだったな。ただし、ゲームの性質上『マリオブラザーズ』や『バルーンファイト』ほどには積極的な潰し合いには発展しにくく、これによってリアルファイトは避けられた(中には避けられないファミっ子もいたかもだけど!)。本ブログでの評価はもちろん「神げ!」。併せて「高額げ!」であることにも驚き! 詳細は下に書いておくね!
れとげ部!での評価
神げ! :
……そして
高額げ!:
ここが神げ!
独特の操作感!
しかし久しぶりにやってみるとこれがなかなかに難しい。子どもの頃は「ぼくが一番グルッピーをうまく使えるんだ!」ってくらい上手に操作できたはずが……(思い出補正かかってる?)。序盤は難易度も低く、初心者でも割と簡単にクリアできるくらいなんだけど、ウニラの巣であるブラックホールが増えてくるとどうしても慌てちゃう。逆に現代っ子である我が子の方がスムーズにグルッピーを動かせるかも……!?
ここが高額げ!
ディスク版は盲点だった!
本作はFC版発売の約7年半後(1992年4月28日)にディスクシステムの書き換え専用ソフトとしてアーケード版を完全移植しているんだけど、まぁ当時はスーファミ(1990年11月21日発売)への以降も順調に進んでいて、ディスクシステムはロード時間もかかるし、ほとんど見向きもされなかった。……だがしかし! それゆえのプレミア化! 誰も持っていないために現在では中古市場で価格が高騰! 現存する数が極めて少ないため100万円以上のプレミアム! 取扱説明書単品でもなんと12万円という価格がついているらしい。本ブログでもいろいろと「高額げ!」を紹介してきたけれど、私的にディスクシステムは盲点だったな。思えば当時でもディスクシステムを持っている人は確かに少なかった気がしてる。まだまだ他にもいろいろとあるんだろうなぁ(……探してみよっと)。ちなみに本作は『どうぶつの森』シリーズの中の「ゲーム内ゲーム」として遊べるんだって。シリーズによってはFC版・FDS版両方遊べて、現在両方を気軽に楽しめる唯一の方法となっているって、お得感あるよね!
コメント! (レトゲで一言!)
「ぼくが一番グルッピーをうまく使えるんだ!」は過去の話に。今や中年ゲーマーには荷が重い独特の操作性がウリ。盲点だったプレミアムな話もあるよ。