基本情報
- ジャンル:アクションパズル
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :ナムコ
- 発売日 :1986年7月18日
ゲーム概要
- 旧約聖書の『創世記』に出てくるあの塔をモチーフにしたアクションパズル。
- 主人公は考古学者のインディー・ボーグナイン。
(ペンネーム:コギト・エラスムス) - バベルの塔の頂上にあるとされる「バビロンの空中庭園」。
- その存在を確認するため、64フロアの謎を解き明かしていく。
- インディーにできるのはL字ブロックを積み上げることのみ。
- しかしL字ブロックを逆向きにするだけで違った展開になる奥深さがある。
- L字ブロックを持ち上げるたびパワーが減っていくため、むやみな行動は厳禁。
- 敵から逃げつつ半ブロック単位でL字ブロックの組み合わせを考えないとダメ。
- アクション苦手だけど頭使うのは得意な人にピッタリ。
- 8面ごとに「ビッグパスワード」と呼ばれる壁画がある。
- これを確認するには、そのフロアで特定の行動をしなければならない。
- 最終面クリア後、8つのビッグパスワードを正しく入力するとエンディング。
- これが本作最大の難関、ノーヒントのためひたすら勘に頼るしかない。
- あまりの理不尽さにあの『ドルアーガの塔』との類似性が指摘される。
- EDで表示されるコマンドをOPで入力すると「裏バベルの塔」に挑戦できる。
- よって、全128面(表64+裏64)の大ボリュームとなっている。
ストーリー
遠い遠い忘れ去られてしまった、いにしえの昔から、人は高いものに憧れ高みに登ろうとして天空を夢見ていた。
古代バビロニアの人々が王の命を受け“天と地のきずな”として、又、神々が地上に降臨するための「神の階段」として、ジッグラト(聖塔)を建てたという、それがバベルの塔である。
古代バビロニア人はバビロンの至上神アヌやマルドゥクといった神々をまつっていた。バベルの塔の頂上には美しい庭園があり神々が地上におもむく時、ここに立ち寄ると信じられていた。
今、ここに一人のヒーローにより時空を超えてバベルの塔はよみがえる。はたして、その頂上には古代世界の七不思議とされるバビロンの空中庭園は存在するのだろうか?………取扱説明書 <ストーリー> より
れとげ部!での評価
神げ!:
ここが神げ!
- コスパよし!
――表64+裏64=全128面の大ボリュームはコスパいいよね。 - インディーかわいい!
――「やあ!」って片手上げてる感じね。記念撮影ですか? あと『ムーミン』に登場するスナフキンに似てるよね。インディーは考古学研究者にして探検家。美人には滅法弱いが正義感は強い。バベルの探検記を書く予定で、ペンネームは「コギト・エラスムス」っていうんだって。ちなみ「コギト・エラスムス」はラテン語、日本語だと「我思う、故に我在り」。デカルトが提唱した有名な命題で、哲学用語として有名なんだって。 - シンプルながらやりごたえ充分!
――ファミコンはビジュアル表現にかなり制限があるため、多くのゲームがブロック単位の表現になってる。されどパズルゲームとかだとそのくらいシンプルなほうがよし。シンプルだけどやりごたえは充分にあって、クリアしたときには思わず「よし!」って言っちゃうあの感じ。
攻略情報
『表バベルの塔』の壁画の出し方
- 08面……十字キーを右上に押し続ける。
- 16面……十字キーを右に押し続ける。
- 24面……ブロックを持った状態で十字キーを右に押し続ける。
- 32面……十字キーを左下に押し続ける。
- 40面……十字キーを左上に押し続ける。
- 48面……左端に石2つで階段を作り上る。
- 56面……石を持った状態でキーを下に押し続ける。
- 64面……右端・左端にブロックを置いて上る。
『表バベルの塔』のビッグパスワードの並べ方
『裏バベルの塔』の壁画の出し方
- 08面……左から4番目、1番目、4番目の像の下で上を押す。
- 16面……十字キーを左に押し続ける。
- 24面……ブロックを持った状態で十字キーの上を10回押す。
- 32面……十字キーの上を押し続ける。
- 40面……出口の下側半分を塞ぐように3段の階段を作って上る。
- 48面……右・左端にブロックを置き、右→左の順で上る。
- 56面……十字キーもしくはABボタンのいずれかを押し続ける。
- 64面……残機を1人にしてから、Bボタンを連続で28回押す。
コメント! (レトゲで一言!)
ビッグパスワードの出し方は「こんなんわかるかっ!」って言いたくなるよね。総当たりでエンディングを見た強者もいるんだって。「8!=40320」通りか、すごいよね。ちなみに攻略本のヒントはヒントになってない。
『聖なる騎士は、右目を傷つけた。上方より落つ銀のおの。それはたましいの叫びよ。きつつきの矢のあいずにしたがい、とけいの針は右に回る。』
フロア8のヒントだから8文字ごとに読めば「右上を押し続ける」。
って、こんなんわかるかっ!