B-ウイング

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:シューティング
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :データイースト
  • 発売日 :1986年6月3日

ゲーム概要

これはなー、突然狂ったようにバカなゲームを連発するかと思えば、硬派なゲームでマニアを唸らせるデコゲ! 『B-ウイング』は硬派に属するゲームだとは思うんだけど、「スタート直後にBボタン!」というわかる人にはわかるお笑い要素もあったりなんかして……、う~んデコゲ! ――ところで、『B-ウイング』の「B」って何なのか、ずっと気になっていたのは私だけ?(下に記述しておくね!)

本作は「ウイングの付け替えによるパワーアップ!」に焦点を当てたシューティングゲーム。元々は1984年にリリースされたアーケードゲームで、当時はまだ自機のパワーアップが珍しい時代だったんだよな。本作はそのファミコン・アレンジ移植なんだけど、意外なことにアーケードの完全移植は現在まで実現しておらず。正直、グラフィック性能の差でAC版とFC版は見た目がほぼ別物になっているから、アーケードファンの人とか完全移植版を待ち望んでいると思うんだけど、なぜか実現されていないんだよね、不思議な!

さて、ちょっと話が逸れたけど、本作は「ウイングの取捨選択が戦略性を生む!」ところが最大の特徴となっている。FC版では10種のウイングと3種の隠しウイングを駆使して全30ステージの攻略を目指す! 前方の攻撃に特化した「Fウイング」(ファイヤー)やキャノン砲の2門搭載により本機と合わせて三連装となる「Cウイング」(キャノン)など、それぞれに効果が異なっており、この換装によってステージの難易度が変わってきたり、あるいは特定のウイングでなければ倒せないボスがいたりして、ウイングの選択がなにかと重要になっている。――とはいえ、あまり難しく考えず、出現するウイングを次々と付け替えていっても、割とゲームを進めていける感じで、ライトゲーマーが多かったファミコンソフトとしては、なかなかバランスが取れていたんじゃないかな。中にはかなり万能に近いウイングもあって、FC版では、本機の周囲を鉄球が回転する「Hウイング」(ハンマー)がよくオススメされていたよね! それから、ノーマル時にBボタンを押すと下降して無敵状態に! これはアーケードだと地上の地形や構造物にぶつかるリスクがあったんだけど、FC版では恐らくハード性能の制限から再現されなかったな。あと、シューティングゲームといえば敵弾をかいくぐりながら敵を撃墜していく所謂「弾幕ゲー」のイメージが強いと思うんだけど、このゲームにおいてはそれがあんまり当てはまらない。なぜなら、本作の敵弾は破壊可能で、それに適したウイング装着時には避けるよりも破壊した方が簡単だったから。よって、「数多の敵弾を華麗に回避しつつ敵を撃墜するスーパープレイ!」みたいなのとは縁遠く、そういった意味でも玄人向けというよりはやっぱりライトゲーマー向けのシューティングゲームっていう気がするよ。一般的には割と好評が目立ってる。エンディングが開発側からのメッセージとなっていて、これも古き良き時代を感じさせてくれてなかなかイイ感じ。ただし、単調なステージが30面も続くのは「長くて飽きる!」って感想も。――と、まぁこのレトロゲームはいろんな意味で「Bげ!」って、私は思っているよ!

ストーリー

地球連邦は、機能別に攻撃できる10種類のウイングと、そのコックピットである“メイン・ファイター”に分割された合体機「FX-1」号を完成させた。完成後、1種類のウイングを装着しテスト飛行中に、その他のウイングを宇宙要塞「ゴブナス」に潜む何者かにより奪われてしまった。「FX-1」は奪われたウイングを取り返すため宇宙に飛び立ったのだ。

取扱説明書 <遊び方> より

れとげ部!での評価

Bげ!

ここがBげ!

B-ウイングの「B」は「Battle」のB!

おめでとう! 君の使命はオワタ。

これからの君の使命は勉強だ。

がんばってくれ。イジメはダメだよ!

(それだけだ!)

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    Bボタンを押すといきなりウイングが外れて「えーっ!」。そんなB-ウイングの「B」とは何だったのか。「B」の意味がついに明かされる。

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