基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :任天堂
- 発売日 :1983年7月15日
ゲーム概要
主人公の「ジャンプマン」を操作して、ドンキーコングにさらわれてしまった恋人のレディを助け出すのが目的の固定画面アクションゲーム。
ゲームモードは4つ用意されていて、
- 1 PLAYER GAME A:1人用
- 1 PLAYER GAME B:Aよりも難しい1人用
- 2 PLAYER GAME A:ゲームオーバーごとに交互に遊ぶ2人用
- 2 PLAYER GAME B:Aよりも難しい2人用
本作は、記念すべきドンキーコングシリーズの第1作。ファミコン本体と一緒に発売されたローンチタイトルのひとつ。主人公の「ジャンプマン」は、続編の『ドンキーコングJR.』で「マリオ」と名付けられることになる。つまり実質的に『ドンキーコング』は、任天堂の看板キャラクター「マリオ」のデビュー作となる。
ストーリー
元々主人公のペットとして飼われていたドンキーコング。最近恋人ができた主人になかなかかまってもらえない……。嫉妬したドンキーは、彼女をさらって工事中のビルへ逃げ込んだ。主人公は大慌てでその後を追うが……はたして彼はドンキーをこらしめ、レディを救出することができるだろうか?
れとげ部!での評価
神げ!:
ここが神げ!
- ファミコンのローンチタイトルのひとつ!
(ローンチタイトルとは新ゲーム機と同時発売されるゲームソフトのこと) - ――として、ファミコンの普及に大きく貢献!
- レトロゲームといえば『ドンキーコング』! って人も多いんじゃないかな?
- 当時ゲーセンのゲームを家で好きなだけ遊べる! ってだけでも神げだよね!
(FC版はAC版の2面が削られているため、そこを惜しむ声もある) - シンプルな操作性!
- 効果音が耳に心地よく、ジャンプするだけで楽しい!
- 今じゃ当たり前の「ジャンプ」を構築した初めてのゲームといわれてるよ!
- ゲームもおもしろいんだけど、とにかく興味深い逸話がたくさんある!
- まずドンキーが元々はマリオのペットだったって知ってた?
- でもこの頃のマリオの職業は飼育員じゃなくて「大工」だったんだって。
- 本作のドンキーは『スーパードンキーコング』の「クランキーコング」!
(『スーパードンキーコング』のドンキーは2代目なんだって!) - 本作でマリオの恋人役として登場するレディの名前は「ポリーン」
- あんなにラブラブだったのに、マリオがピーチ姫に乗り換えるという悲劇……
- ポリーンはのちに「ニュードンク・シティ」の市長に就任!
- しかしマリオに対しては終始敬語で他人行儀な態度をとる。
(まあ、しかたないよね……) - マリオの名前は「マリオ・セガール」さんにちなんでるんだって!
(米任天堂が借りてた倉庫のオーナーでマリオに顔が似てたんだって!) - ちなみにドンキーコングの「コング」は造語である。
(『キングコング』の影響で「大型のゴリラ」の意味で広まったらしい) - 「ドンキー」は「とんま、まぬけ」って意味。
(だけど英語でその意味で使われることはあまりないんだって) - 『クレイジーコング』っていうパチモノもあったんだって!
コメント! (レトゲで一言!)
アクション下手の私の腕じゃ1面クリアするのもなかなか大変。だけどおもしろい。なんどもリトライしちゃう。ドンキーがマリオのペットだったのは驚き。ドンキーはイタズラのつもりでも、マリオは樽に当たるたび命とられてるし。マリオも高いビルの上から容赦なくドンキー落とすし。あんなに仲の良かったふたりが……って想像しちゃうと見ていられない気持ちになるね。ポリーン、罪な女。