基本情報
- ジャンル:アクションRPG
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :東芝EMI
- 発売日 :1986年3月18日
ゲーム概要
- まずはファミコン最初の本格RPGとして有名なタイトルなんだって。パソコンで大ヒットした『ハイドライド』のファミコン移植版。パソコン版の雰囲気を再現した画面構成とファンタジックなグラフィック。高価なパソコンに憧れを抱いてたファミコン世代にはとっても輝いて見えたそうな。
- BGMは『ハイドライドⅡ』のメインテーマが使われてる。さらに追加要素として魔法も使用可能に。まさに「スペシャル」な『ハイドライド』となるはずだったのだが……
- しかし当時のファミコンユーザーはパソコンユーザーと比べて年齢層が低く、初めてRPGにふれる層も多く、みんな「何をしていいのかわからない」状態に。『ドルアーガの塔』にハマってRPGに興味を持ち、本作を購入したはいいものの、どうすればいいのかわからず何も進めないまま時間だけが経って……なんていういう苦い思い出を持つ人なんかも少なくないかもしれないね。
- 敵を倒して経験値をためて、主人公を少しずつ強くしていく。そして行動範囲を広げていく。そんな楽しみに気づいたとき最高に面白い冒険を体験させてくれるのがRPGの真骨頂。でも、そこまでたどり着くまえに脱落していったユーザーがあまりにも多かった。
ストーリー
王様の住んでいる宮殿と、広大な緑の国フェアリーランドは、宮殿に祭られた三つの宝石によって、王国の平和がたもたれていました。人間と妖精達は、おたがいに助け合いながら仲よくくらしていました。
ところが、ある心ない人間の手で宝石のひとつが盗まれてしまいました。数が足りなくなった宝石は輝きを失なってしまい、ついに宝石によって封印されていた最強の悪魔バラリスが目をさましてしまいました。フェアリーランドの平和はみだされ、残る宝石もどこかにとばされてしまいました。
悪魔バラリスは、国王の娘、アン王女までも魔力によって三人の妖精にしてフェアリーランドのどこかにかくしてしまったのです。さらに悪魔バラリスは、国中に怪物をときはなち、フェアリーランドを支配してしまいました。この悪魔バラリスの悪業にたえかね、平和なフェアリーランドをとりかえすために一人の若者がたちあがったのです。彼の名はジム君。ジム君は、剣とヨロイに身をつつみ、怪物のうごめく荒野へ敢然と挑戦していったのです……。取扱説明書 <ハイドライド伝説> より
れとげ部!での評価
無理げ!:
ここが無理げ!
- 放り投げたくなる気持ち、わかります。
――何していいのかわかんないよね。最初の主人公のHPも低いからスライム相手にやられまくったり。思わず放り投げてしまうユーザーも多かったそうな。その気持ちわかります。 - 新要素が無意味すぎるやろ!
――隠れキャラが役立たず。魔法で敵を倒しても経験値が入らない。とかね。
コメント! (レトゲで一言!)
当時のファミコンユーザーにはちょっと早すぎた本格RPG的な。