基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :ハドソン
- 発売日 :1991年4月26日
ゲーム概要
『高橋名人の冒険島II』は1991年4月26日にハドソンより発売のファミコン・アクションゲーム――言わずもがな、ファミっ子なら誰でも知ってる『高橋名人の冒険島』の続編! ……しかしながら、『II』以降の作品を実際にプレイした記憶を持つ人はそんなに多くないかも? その理由は主に「発売時期」で、本作『II』がリリースされたのは前作(1986年9月12日)のおよそ4年半後となり、すでにスーファミが登場していた。前作は確かに100万本を超える大ヒットを記録したが、その要因は「当時圧倒的だった高橋名人人気!」。正直、ゲーム内容自体が面白くなかったわけじゃないんだけど、「ゲームは一日1時間でこれをクリアできるかっ!」「名人はちゃんとクリアできるのかっ?」言いたくなってしまうくらいの「高難易度ゲー」だった。そして、一発屋と呼ばれる芸人さんの人気が長くは続かないように、名人の人気もいつまでも続くわけがなく――ぶっちゃけ「いまさら感ぱないの」。そんなわけで、『高橋名人の冒険島II』は日の目を見ることがなかった――不遇のゲームだと私は思っているよ。
前作はセガの『ワンダーボーイ』の主人公を「高橋名人」に置き換え移植されたアクションゲームだった。本作も基本的にはそのシステムを踏襲しており、大きな変更点は「お助けキャラ『恐竜』の登場」「石オノや恐竜といったアイテムをそれぞれ最大9個までストックできる」「マップ制の導入」といったところ。私的にはとくに「恐竜」が大好きで、「赤チラノ」「青チラノ」「ノッシー」「プテラ」と4種類に乗ることができ、それぞれ多彩な攻撃と特性で名人の冒険を助けてくれた! スケボーはやっぱり「罠アイテム」で、乗ると後戻りはおろか停止すらできずコントロールが困難なのはあの頃のまま――もはや狙って仕様変更しなかったものと私は考える! 気になる難易度は「若干下がった?」気がしてる。最短ルートを見つけ出せばクリア時間も短縮が可能だ。――とはいえ、やっぱり時間はかかる! 「なぜ、セーブかパスワードをつけてくれなかったのか!」言いたくなる! ――これもあえて狙ったものだったのか……私にはわからない!
ストーリー
冒険島Ⅰでキュラ大王と死闘を演じ、愛しのティナを助け出した高橋名人。その後アドベンチャーアイランドはもとの平和な国に戻り、2人は大自然の仲間たちと一緒にこの国でのんびりと暮らしていた。そんなある日、悪の侵略者ベルゼバフがこの平和の国アドベンチャーアイランドに目をつけ、我が物にするための侵略を開始した。またたく間に8つの島はベルゼバフの手下たちによって占領され、ついには愛しのティナまでがベルゼバフによって連れさられてしまった。ティナをさらわれた名人と仲間たち。彼らはティナを助け出し、再び平和なアイランドを取り戻すために新たな戦いの旅へと出発した。しかし彼らの行く先には、ベルゼバフの手強い手下たちがおおぜい待ちかまえている。
はたして、名人とアイランドの仲間たちの活躍はいかに……取扱説明書 <ものがたり> より
れとげ部!での評価
隠げ!:
ここが隠げ!
とはいえ、私はよく遊んだ!
『III』を! いや、本作を紹介していて思い出したんだけど、『高橋名人の冒険島』といえば、上でも書いたけど私の中では「恐竜」の印象が強かった――まぁ、今思い出したくらいだから、強いと言っていいのかは迷うところなんだだけども。そして、そこには「トリケ」がいたはずなので、おそらくこの記憶は『III』のものに違いない。しかし、一般的には『III』の知名度の方が本作よりも低いはず、たぶん――いや、似たり寄ったりといったところ? 『I』と『IV』はそれぞれ「大ヒット作」「最後のファミコンソフト」として知られているけど、ホント『II』と『III』はね~(ちなみに『III』はこれから紹介する予定なのだが、新たな記憶がよみがえるか? ちょっと楽しみになってきた!)
コメント! (レトゲで一言!)
冒険島といえばトリケが好きだったが、それは『III』だったと思い出した。いずれにせよ、日の目を見なかった作品と言えそうだ。