基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :徳間書店
- 発売日 :1986年9月22日
ゲーム概要
- 「キャラゲー史上最悪」「伝説のクソゲー」との呼び声も高い本作。
- PCゲーム事業を足掛かりにゲーム市場へ参入した徳間書店が世に送り出してしまった。
- 徳間書店といえば名作『ぷよぷよ』が有名。けど、同じ落ち物パズルでいうと『ゴルビーのパイプライン大作戦』など爽快感ゼロな迷作もちらほら。
- 『ゴーストバスターズ』もそんな迷作のひとつと言えそう。いや、代表と言ってしまっても過言ではないかも。
- とにかく世間の酷評の数がすごい。
- ゲームの流れを簡単に言うと、現場に車で向かいお化け退治をしてお金を稼ぐというもの。
- ビジュアルが面白そうなだけに、以下に書いた「無理げ!」要素のせいで、もはやゲームになっていないのが残念過ぎる。
ストーリー
ニューヨークの街で、おちこぼれ3人組が不思議な商売を始めた。
それは何と幽霊退治。最初はバカにされていたけど、本当に幽霊がいることがわかってからは大繁盛!シンボルマークのついた車で毎日、幽霊退治に活躍していた。
ところがある日、幽霊を信じない役人が、捕まえた幽霊をとじこめていたタンクを止めてしまったからサア大変!幽霊が全部、街に逃げ出してしまった。幽霊たちは、街のまん中にあるズール寺院に集合して、伝説の魔人「ゴーザ」を目覚めさせ、街をメチャメチャにしようとしている。
さあ、ゴーストバスターズと一緒に幽霊を退治し、ゴーザを倒す冒険を始めよう!取扱説明書 <ストーリー> より
れとげ部!での評価
無理げ!:
ここが無理げ!
- わーい、かったー!
――タイトル画面でスタートボタンを押すと聞こえてくるボイス。本当は「ゴーストバスターズ」って言ってるのの空耳なんだけど、なんだろうね、嫌な予感がしてくるよね。 - 金欠必至のドライブステージ!
――ランダムに動きまくる他の車を回避するのは至難の業。現場に到着する前に金欠になるのは、このゲームのお約束だよね。 - ムダに長い階段をひたすら連打で登る苦行!
――最終ステージね。ひたすらボタンを連打して階段を上る必要があるっていうね。お化けに当たるとミスになるっていう、ね。ストレスだよね。 - ……ウィンストンは?
――原作で活躍する黒人少年「ウィンストン」が登場してない、と特に海外では批判が殺到したんだとか。たしかにビルの階段ステージでも3人しかおらず、みんな白人。そもそも取説のストーリーでも「3人組」って記載がある。……ウィンストンは? - 謎のエンディング「りり」
――まっ黒な画面に「りり」の二文字だけが表示される謎のエンディング。長いこと真相は闇の中だったらしいんだけど、有志たちの調査によって当時のファミコン雑誌のキャンペーンに応募するためのキーワードなのだと判明。しかし明らかなプログラムミスの痕跡があり、どうやらキャンペーンの後付けでごまかした感が濃厚なんだとか。ちょっと面白い話だよね。
コメント! (レトゲで一言!)
ちなみに原作映画はとても面白かったらしい。ひょっとしたら当時このゲームを持ってた人はけっこう多かったのかもしれないよね。