基本情報
- ジャンル:パズル
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :IGS
- 発売日 :1991年7月19日
ゲーム概要
さて、今回は『パズニック』について語っちゃおうかな。1989年10月にタイトーからリリースされたアーケード・パズルゲーム――そのファミコン移植にあたる本作はIGSからの発売となっている。このゲームはFC以外にもPCエンジンとかゲームボーイとか比較的多くのハードに移植されていたっけ。正直言ってこれ、「パズルゲームとしてそこまで目立った部分はない」。だけどそれは逆に「非常に単純でハードの要求スペックが低いこと」を意味しており、多くの移植が実現した理由となったに違いない。
ルールは簡単で、フィールド上にあるブロックを選択して左右にドラッグし、同種のものと2つ以上くっつけて消していくだけ。ただしフィールドには重力があり、床がなければ動かしたブロックは下に落下する。ブロックは上方向には動かせないため、このルールが足かせとなり試行錯誤が必要になる――これが非常にうまいアイデアで単純ながらも優れたゲーム性を実現していると私は考える。また、フィールド上には動く床が存在することもあり、それらを上手に使うことも大切だ。ブロックをすべて消せばステージクリア、消せなくなってしまった場合は1ミス、時間切れでゲームオーバーとなる。
ファミコン版はとにかく大ボリュームとなっていて、ステージが全部で160面用意されている。また、「グラブニック」という別モードが搭載されており、こちらも全80面と十分な内容量だ。グラブニックは、フィールドの重力を上下左右に変化させることで全てのブロックがその方向へ動く。小部屋のようなフィールドのカタチとブロックの配置変化を上手に利用して、同種のブロックをくっつけていき、全消しを目指す。重力方向の選択には回数制限が設けられ、その回数内に全消しできればステージクリア。全体的に「詰めパズル」的なパズニックであるが、グラブニックはさらに詰め感が増していて、じっくりと考えるパズルが好きな人によりおすすめのモードとなっている。パズニック・グラブニックともに全面クリアすると「耳を忘れたうっかりバニーさん(?)」のご褒美画像(二次元キャラ)が表示される。……でもね、「そうじゃない……私が求めていたのはそんなもんじゃない!」と言って、分かってくれる人はどれだけいるだろーか?(いやまぁ、うっかりバニーさんもかわいいんだけど。詳しくは下で語るよ!)
れとげ部!での評価
え…げ!:
ここがえ…げ!
じつは、AC版は脱衣げ!?
ここまで読んでくれた方の多くは、本作を「地味なパズルゲーム」と感じたかもしれない。そして、それは恐らくAC版をリリースしたタイトーの開発や営業も感じていたと想像できる――からの、加えられた脱衣!? しかも本作は、他の麻雀ゲームのようにあがった後一定時間のみ表示されるのではなく、プレイ中ずっと画面右に実写の女性が表示されている! これはゲーセンでプレイするにはかなり勇気がいる仕様で、周囲から「脱衣目的」のプレイヤー(くすくす……)と思われてしまうのは避けられないことであった! ――うん、もうここまで言えばお分かりの通り、それをFC版に期待してしまったファミっ子は私だけじゃないはずだよねっ!(いや冷静に考えてそんなことあるわけないんだが、ファミコンに夢を見たっていいじゃないか! みたいな? いや違うか……わかってもらえるかな……)
コメント! (レトゲで一言!)
わかってる。それを「え…」と言うにはあまりにも無理があるってことは。だけどAC版のアレを期待したファミっ子も中にはいたのではなかろーか!(私だとは言ってない)