ジャイロダイン

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:シューティング
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :タイトー
  • 発売日 :1986年3月13日

ゲーム概要

「ジャイロダイーーーン!!!」って、叫びたくなるのは私だけ?(『エクセリオン』といいシューティングというジャンルは叫びたくなるタイトルが多すぎるのは私だけ?)。本作は『ゼビウス』以降、シューティングゲームの主流となった縦スクロールを採用している。自機はヘリコプターで、攻撃は対空・対地のショットに、ボタン同時押しで発射される対地誘導ミサイルがあって、この3種類の攻撃を駆使しながら進んでいく! 本作の特徴は「自機が小さい」点にある。それに合わせて敵も小さくなっており、キャラを小さく描くことでフィールドを広く使えるところが「なかなか優れた工夫だな」って、私は感心させられたな!

ファミコンの『ジャイロダイン』は言わずもがなアーケードの移植作なんだけど、やはりグラフィックが劣っている。とはいえ、ゲーム性はそれなりに再現されていて、「悪くないFC移植だったな」と個人的には思ったり! ただし、一般的には評価が割れていたり。単純に「面白い!」って意見もあれば、「ムズい!」「音楽がない(効果音がしょぼい)!」「やっぱグラフィックが地味!」など。確かに3面後半の「弾幕げ!」は、のちの『究極タイガー』を彷彿とさせる仕上がりだよな!

本作は「人魚」などの「隠れキャラ」も印象的。アーケードでは「民家や民間人を攻撃するとペナルティが発生する」細かい設定があり「得点がマイナスになる」「森エリアでゲリラの攻撃を受ける」などだったと記憶しているんだけど、ファミコン版ではどうだったかなぁ、「敵地に潜入していた味方のスパイを救出する」って設定に変更があったような……。ちなみにFC版には「ファミコイン」という付属品が同梱されていて(本タイトル以外の別タイトル柄も別売りされていたな!)、これを十字ボタンに貼り付けることで主に斜め入力など「物理的により快適な操作性」を実現しようとした試みだったんだけど「あった方がいい!」「いや、ない方がいい!」とこちらも賛否両論あったよーな(君の周りではどーだった???)

本作の「れとげ部!での評価」は「礎げ!」。FC版単体の評価は先述の通り、なかなか難しいところがあるんだけど、タイトルとしての評価は「礎げ!」と言ってほぼ間違いないと思ってる。その理由は下に詳述しておくね!

ストーリー

西暦2000年、S国とエイリアンの接近は世界中の不安であった。S国ではエイリアンの技術を導入して全世界征服のため、恐ろしい秘密兵器を開発中だった。情報を入手した各国は、最強のヘリコプター「ジャイロダイン」を完成させ、S国へ急行させた。

ジャイロダインの任務は、あらかじめ侵入させておいたスパイたちを救出し、敵陣地内の情報を収集し、開発中の秘密兵器を破壊することにある、秘密兵器は最後の敵巨大基地にある、完成は間近に迫っている。共同軍の野望を早く打ち砕け!

取扱説明書 <ストーリー> より

れとげ部!での評価

礎げ!

ここが礎げ!

究極タイガーの原点!

東亜プランさんの『究極タイガー』(AC)といえば、ミリタリー系シューティング好きにはたまらないタイトルだよね! その原点ともいえるヘリシューティングが、実は本タイトル『ジャイロダイン』(発売前は『バザード』というタイトルだった)って知ってた? そもそものルーツは「オルカ」さんという会社だったんだけど、そこは『バスター』というアーケードロボットシューティングを制作後に倒産して、そのスタッフが新たに起こした会社「クラックス」さんがオリジナルの『ジャイロダイン』の開発元となるんだな。しかして同社も経営難からまたすぐに解散してしまい、残ったスタッフは今度は東亜企画さんへ。そこで作られたゲーム開発部門が「東亜プラン」さんで、『タイガーヘリ』『究極タイガー』を開発。そしてその後、この東亜プランさんも倒産して、そこからまたいくつかのメーカーが誕生し――って、まぁこの先は『ジャイロダイン』関係ないから、また機会があれば語ることにして。……ただ今回はファミコン版について語っているわけで、『タイガーヘリ』『究極タイガー』のFC版の開発元といえばそう悪名高きマイクロニクスさん! ――ファミっ子ならば、もはやこれ以上は言わなくてもお察しだよね!

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    『究極タイガー』の原点とも言えるヘリシュー。FC版の一般的な評価は割れている印象ながらも、良ゲーの礎としての功績は間違いないって思ってる。

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