基本情報
- ジャンル:アクションシューティング
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :タイトー
- 発売日 :1985年8月1日
ゲーム概要
突然ですが、あなたにとっての「戦場ゲー」とは何ですか? ――え、そんなのFPSに決まってるじゃないかって? うん、それはちょっと新しすぎる。ここはレトロゲームの話をする場ですからね! ――え、じゃあ『怒』? 『戦場の狼』? 『魂斗羅』? そうそう、そんな感じそんな感じ! そんでもって、それらのルーツといえるのが『フロントライン』! 1982年にタイトーさんが発売したアーケード・アクションシューティングで、本作はそのファミコン移植版にあたる!
タイトルを直訳すれば「最前線」となりて、文字通り銃器を用いた陸戦をコンセプトにした戦争ゲームとなっている。「多方向から出現する敵を攻撃するゲームデザイン」からアーケード筐体では通常の「レバー&ボタン」とは異なり、「ダイヤルスイッチ」が採用されていたのを覚えている人もいるかな? プレイヤーキャラの移動は従来のレバーで、武器の照準はダイヤルスイッチの回転で行い、攻撃もこれを押し込むことで可能だったな! ファミコンには当然ダイヤルスイッチは付いておらず、普通に十字キー一つで移動と照準合わせを行う。ダイヤルスイッチは「連射に適さない」というシューティングでは致命的な弱点を抱えていたため、80年代前半にてひっそりとその姿を消してしまったなぁ……。
ゲーム内容は当時ヒットした映画『ランボー』のように、プレイヤーはたった一人で次々と襲いくる大軍を相手に戦いを繰り広げていく! 主武器は銃と手榴弾で、敵の司令部を叩くことが目的となっている。ステージは通しで進行するが、主に4分割されており、前半の歩兵戦を抜けると装甲車や戦車に搭乗できる。この戦車が印象深く、「被弾してもまた乗り降りすれば復活する!?」という裏技的な不死身の仕様だったな! とはいえ、敵の銃弾を浴びれば一撃死、地雷を踏んでもアウト、自分が投げた手榴弾の爆風に触れても死亡になるなど、難易度はそれなりに高かったような気がしてる。司令部を破壊するまでが1ミッションとなり、クリアするとまた白兵戦からスタートするループゲー。ちなみに本作は、ファミコン初の「人を撃ち殺す残酷描写が映し出される」ゲームとしても知られている。――まぁ昔のゲームだから仕方ないんだけど、グラフィックが相応に貧弱で、戦争してるのにキャラがふざけて歩いているようにしか見えず、銃口を向ける腕は変な角度に曲がっていたり――一見クソゲー臭が漂っているんだけど、実際にプレイしてみると以外にもハマっちゃう。一般的にもクソゲーとしている評価はあまり見られず、割と好評価が目立ってる。悪評価(?)といえば「ポーズ機能がなく、トイレに行けなかった」という苦情くらい? ――うん、古き良き昔のゲームって感じ。不思議な魅力があるレトロゲームだと私も思っているよ!
れとげ部!での評価
隠神げ?:
ここが隠神げ?
戦場シューティングの先駆け!
漢なら一人で大軍や戦車と闘う夢を一度は見るものだよね!
コメント! (レトゲで一言!)
キャラの手が変な風に曲がっていたり。一見するとクソゲー臭漂うが割と好評価が目立つ。今流行り(?)の戦場シューティングの先駆けゲー。