花のスター街道

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :ビクター音楽産業
  • 発売日 :1987年3月17日

ゲーム概要

これな! 『花のスター街道』! もうタイトルからしてヤバそーな雰囲気漂ってるよね! 本作はビクター音楽産業さんから発売のタイトルだけど、いやぁ、ここも相当やらかしてくれたなぁ……。ファミコンブームに乗り参入した他業種メーカー! 再現できそうにない「花のスター街道」という過大なストーリー! 派手で大げさな広告! そう、とくに広告! 大手レコード会社だけに宣伝力はやたらあるから、質が悪い! 当時ゲーム誌の目立つ部分に、このゲームの広告が度々掲載されていたな! 絶対これで買った人いただろ!

そんな本作は、横スクロールアクションである。特徴的なのは「1つのコントローラーで2人のキャラを動かす!?」こと。2人はまったく同じ動作をする。この動きに意味を持たせることでゲームに面白みを出すわけだけど、本作では敵(通行人)を「カリスマ波」という音符で攻撃!(歌を聞かせてる?)。そうして動きを止めてからの2人のキャラで挟み込み倒すのである!(ファン獲得?)。この動作で敵を倒すことでクリアに必須となるCDやビデオが手に入るのだ!

うん、文章にしてみるとなんか面白そうだよね。しかし、それは大間違い! 確かにアイデア自体は悪くなさそうなんだけど、プレイしてみるとこれが酷い! 例えば、十字ボタンの上下で2人のキャラの距離を変えられ、これを上手く使って狭い足場を落ちないようにジャンプしていったりするんだけど――非常にめんどくさい! 主人公が2人いるのが足かせにしかなってない! とにかく難易度ばかり高くて、イライラすること頻り! 敵との接触で一撃死になるのに、開始早々から高速の敵が突っ込んでくる!? とか理不尽な場面が目立つ! クリアに必要な条件がいくつもあるんだけど、それらについてはノーヒント! これは当時のゲームでは割と普通だったとはいえ、操作性のイライラと相まって不親切極まりなく感じてしまう! キャラはかわいいんだけどなぁ!(結局なんか憎み切れない!)

れとげ部!での評価は間違いなく「クソげ!」
これは凄いクソゲーだ!!!

ストーリー

誰もが一度はあこがれる芸能界。その道は険しく、そして遠い。そのスターへの道を夢みていたゴローとモエタの2人組に、待ちに待ったオーディションが決定。浮かれて飛び出す2人だけど、芸能界はそんなにあまい所ではありません。芸能プロのオーディションからはじまり、レコーディングだ、コンサートだとビッグになる道は遠いのです。邪魔をする芸能レポーターや追っかけなどをふりきって……。

上下左右のカットビ・スクロールに主人公2人を同時にコントロール、1メガ容量で登場キャラもふんだん。武道館目指して、ガンバガンバ!! 芸能界ミーハー・アクションゲームの登場だ!!

箱裏 より

れとげ部!での評価

クソげ!

ここがクソげ!

いやしかし、逆に考えてみると……

大手レコード会社が総力をあげて開発したニューアクション! 「花のスター街道」という壮大なストーリーを「1メガの大容量」というハードの限界まで再現! 豊富な予算により広告も抜かりなし! さぁ、もしこの仮定が実現していたなら歴史に残る名作となっていたんじゃなかろーか!(なかろーか?)

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    カットビ、ふんだん、ガンバ、ミーハー……時代を感じるな。

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