スーパーアラビアン

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :サンソフト
  • 発売日 :1985年7月25日

ゲーム概要

『スーパーアラビアン』はなんと! 「サンソフトさんのファミコン参入第一弾!」っていう割と記念すべきタイトル。ゲーム内容は至ってシンプルな固定画面アクションで、古代ペルシャの王子アラビアンを操作して、捕らわれた王女レイアを救い出せ!

4面1周の周回制。各面に「アルファベットの描かれた魔法の壺」があり、これを全て集めることでクリアとなる。アルファベットは「ANIMAL」「HORSE」など一つの単語になっていて、綴りの順番に取ることでボーナス点がゲットできる。4面クリア後に難易度(レベル)アップした1面からリスタート。2レベルごとに「魔法の壺の取り方のルール」が変わり、例えば「レベル1-2では壺に描かれた文字が見え、どの壺からでも取ることができる」が「レベル7-8では文字は壺に触れると見えるようになり、単語の綴り順でなければ取ることができない」

本作は1983年にリリースされたアーケードゲーム『アラビアン』のファミコン移植作である。じつは同時期に『シンドバッドミステリー』っていう、こちらもアラビアをモチーフにしたアーケードゲームがセガさんから発売されてて、アラブ世界をテーマにしたゲームはそんなに多くはないはずなのに、なぜかゲーセンでよく見かける「局地的アラビアブーム!」が起こっていたな。当時「なんかアラビアが流行る要素あったっけ???」って思い返してみてもそんなのなかったような……。たぶん、既存作品にはないゲームの舞台を考えたところ、それがたまたまかぶってしまった――みたいな。ゲーム業界のみならず「たまたまかぶった!?」ってことは、割とよくあるよね~。

れとげ部!での評価

惜げ!

ここが惜げ!

スーパーにはなれなかったよ……

本作の「れとげ部!での評価」は「惜げ!:☆1」。その理由は「アーケードからのファミコン移植による劣化が目立っている」から。思い出補正かかってるかもだけど、そもそものアーケード版が悪くないゲームだった。アラビアの空気を感じられたし、操作性もシンプルな割に「狭いところを匍匐前進で進む」「空飛ぶ絨毯をジャンプで跳び移る」などアクションがバラエティに富んでいた。しかしながらFC移植の際には「操作のレスポンスが悪い!」「グラフィックがカラフルになったのはいいんだけど、色付けが雑で地形がわかりにくい!」など改悪ともとれるところが出てしまい「う~ん」って唸らざるを得ない。BGMとかはよりアラビアを感じられるオリジナル楽曲とかになっていて、良くなってる部分も確かにあるんだけど、全体的には「劣化ゲー」の印象が否めず……。今振り返ってみると「惜しかったなぁ」って気が、私はしているよ。

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    スーパーになれなかったスーパーアラビアン。でも、局地的アラビアブームがあったよね。

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