ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!

基本情報

• ジャンル：RPG
• 機種　　：ファミリーコンピュータ
• 発売元　：バンダイ
• 発売日　：1991年8月10日

ゲーム概要

• もはや知らない人は少ないと思われる超絶人気アニメ『ドラゴンボールZ』、そのファミコンゲーム化第2弾がこちら。ドラゴンボールシリーズのファミコンソフトとしては第5作目にあたる『ドラゴンボールZII 激神フリーザ!!』ね。

• 前作『ドラゴンボールZ 強襲！サイヤ人』に引き続いてのカードバトルを採用したロールプレイングゲーム。

ドラゴンボールZ 強襲！サイヤ人

『ドラゴンボールZ 強襲！サイヤ人』は1990年10月27日にバンダイより発売のファミコン・アドベンチャーRPG。れとげ部！での評価は「高額げ！：☆3」。ドラゴンボールゲーはやっぱり面白い。DBZゲーム史上、餃子が最も輝くゲーム。

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1990.10.27

• 本作は当然のごとく前作よりもパワーアップしていて、ドット絵で描き込まれたキャラクターの再現度、迫力と多彩さが増した戦闘シーン、遊びやすさの追求など、工夫と改善が窺える。

• 例えば、クリリンの拡散エネルギー波。サイヤ人戦でサイバイマンを相手に披露した技だけど、その特徴を本作では「全体攻撃」として反映。また、ヤムチャの操気弾は命中率が100%となっていて、これもアニメに沿った仕様になってる。前作では「蘇生手段がイベントのみ」などRPG的に厳しい部分があったけど、本作は「戦闘不能はHP全回復で復活できる」などの調整が見られる。

• ただし、それでも「BGMが少ない」「レベル上げしにくい」など全体的なゲームバランスの悪さが指摘されてるね。前作より遊びやすくなったとはいえ、まだまだ発展途上の感は否めない。全クリまでの道のりはやはりそれなりに険しかったよ。

• ストーリーも原作とは大きく異なっていて、サイヤ人戦での犠牲者はピッコロのみ。ヤムチャ、天津飯、餃子は初期からパーティメンバーに加わっている。それに伴うシナリオ改変も見られ、このあたりはパラレルワールド的な解釈や、ゲーム的な仕様のためにしょーがないといえそう。原作改変ともとれそうだけど、そこら辺に文句をつける人はまぁ少ないのではなかろーか（どうだろ？）。原作にないオリジナルキャラやミニイベントもあるある。

• 併せて、人気絶頂期のDBZゲーはアニメとほぼ同時進行で開発・発売されていて、本作の発売当時にもアニメ本編では悟空とフリーザの戦いはまだ決着していなかった。よって、ゲームも「悟空がフリーザに元気玉を放つ」ところまでといった何とも尻切れトンボなラスト（こっからがいいところなのにね！）。しかし、この辺りも次回作での決着を楽しみにするっていう消化の仕方もあるかな。個人的には消化不良の感は大きかったけどな。

• 前作にもあった「天下一モード」は本作でも健在。自分の育てたキャラクターで友達とバトルできるの、当時はホント面白かったよね～。本作ではパスワードのみならずセーブデータからもキャラデータを読み込めて楽チン。前作のZ戦士7人のパスワードをトーナメントモードで入力すると通常よりも強い状態でストーリーモードを始められる「コンティニューZ」も今にして思えば「強くてニューゲーム」みたいな先進的仕様だった。

• 今回、れとげ部！での評価は「高額げ！」。ゴールドカートリッジのプレミアムな話に目を奪われてしまったよ。けれど、ゲーム的にも「神げ！」と評してほとんど問題ないと思われ。ドラゴンボールゲーは未だにシリーズ作品が絶えず人気があるし。それは原作人気もさることながら、やっぱり過去のゲームの面白さが現在にまで繋がっているのだと感じられるんだよね。う～ん、すごいとしか言いようがないよね～。

ストーリー

ベジータ率いるサイヤ人との壮絶な死闘により、Ｚ戦士たちはピッコロを失い、悟空もまた重傷を負ってしまった。ピッコロの死と同時に神も、そして地球のドラゴンボールまでもが消滅してしまったが、ナメック星にはまだドラゴンボールがある。フリーザと、フリーザを裏切ったベジータは、共に永遠の命を得るためにドラゴンボールを求めてナメック星に向かった。

そして悟空を欠くＺ戦士たちも、ピッコロと神様を生き返らせるべく、ナメック星へと旅立っていった。神様の宇宙船で宇宙に飛び出したＺ戦士たち。そして全快した悟空も、ブルマの父親に宇宙船を造ってもらい、一足遅れで地球を発った。宇宙及びナメック星という未知なる世界での新たな戦いが、今始まろうとしている。

取扱説明書 ＜ストーリー＞ より

れとげ部！での評価

高額げ！：

ここが高額げ！

• MEMORIAL VERSION
  ――うん、もはやファミコンの高額ソフトではおなじみとなっているゴールドカートリッジね。本作のゴールドカートリッジはなんと2015年、ヤフオクにて91万円で落札され当時大きな話題となった。このゴールドカートリッジはイベントで限られた人だけが入手できた非売品。レアには違いないけど、出回ることがほとんどないということもなく、それまでは大体10万円ほどの価格で取引されていた。だがしかし！　2015年にヤフオクで落札されたものは付属品もしっかりと保存された良品で、さらにイベント会場で入手できたグッズも付いていたとのことでこれほど高値がついたんだとか。う～ん、すごいとしか言いようがないよね～。