燃える!お兄さん

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :東宝
  • 発売日 :1989年8月8日

ゲーム概要

  • 『燃える!お兄さん』を知ってるあなたはもちろんファミコン世代! だよねー。

  • 当時の『少年ジャンプ』といえば、まさに黄金時代だったな。そんな黄金期のジャンプに連載されていたギャグマンガが『燃える!お兄さん』だったな。破天荒な作風が問題になったことも、今では古き良き時代の大切な思ひ出だよね(?)

  • そして、あの時代は「キャラゲーの全盛期」でもあったという事実。当然のようにケンイチたちにも白羽の矢が立つことになったんだよねー。
  • もちろん内容は横スクロールアクションゲーム。はいこれ、当然の帰結ですね。当時は「マリオっぽいゲームにしてキャラをつければそれだけで売れる!」――そんな時代だったなぁ……。

  • そんなわけで昔の多くのキャラゲーは作りがとっても粗くなってて「キャラゲー = クソゲー」というファミコンあるあるを生んでしまったわけだけど、このゲームもまぁそんな感じ。

  • さっそくゲーム冒頭からクソゲー要素を遺憾なく発揮してる。主人公のケンイチの父・憲吉がロリコンのドラゴン(ロリゴンじゃないほうのロリゴン)を相手に、娘の体をカタにして丁半博打をすることに……。
  • で、ミニゲームが始まるんだけど、まぁ丁半博打だからね。1/2の確率で勝ち負けが決まるよね。で、博打に勝つよね。すると「それじゃあ話が進まない」ってことでゲームオーバーになるっていうね。まさかの即死ゲーになってて、まさに『コンボイの謎』もびっくりな仕様。

  • 運が悪ければ何回も丁半博打に勝ち続けてしまうという矛盾。からの、なかなかゲームが始まらないっていう。同じナレーションを何度も見せられるとなんだか腹立つ。勝ってるのに負けているっていう理不尽がそれに拍車をかけてるこの感じ、わかってくれるかな?(ただし、博打に3回勝ってしまった場合にはゲームを強制進行させてくれる辺りは親切設計と言えなくもないかも。まぁそれでもセリフが負けたときと一緒っていう手抜き感は否めないんだけれども)

  • この時代、この手のアクションは巷に溢れに溢れてた。そのせいか、プレイする側も慣れていたけど、作り手の側もまた慣れていたっていうか、レベルデザインが手抜き過ぎたよねー。
  • 例えば、1面からいきなりワープの連続。迷路のような構造。敵は四方八方から無限に湧き続け。被ダメ時の無敵時間がないせいで多段ヒットするとなすすべなし。「難しいアクションは嫌いじゃないけど、違う。そうじゃない、そうじゃないんだ……」言いたくなるよね。「キャラが動けばそれでいいだろ」言わんばかりの作りになってる。
  • ただ、原作ゲーとしてそこまでダメなのかっていうと、そこまでではないっていう悩ましさ。キャラの顔グラとかは割とよく描けているし。「ロリコニア」「ンタマ」などアレなところはちゃんと『燃える!お兄さん』してるし。

  • ただまぁ画面上にずっと「ンタマ」って出てるゲームどうなんよ? って言われてしまうと、なんにも言えなくなっちゃうよね!

ストーリー

むかしむかし、国宝城というお城にとってもバクチ好きのとのさまが住んでいました。名前はとーちゃん。毎日バクチ場へ通っては、借金ばかりつくっていた。

ある日、もうなーんにもかけるものがなくなったとーちゃんに、あやしげな影がしのび寄って来た。

「おれに勝ったら、今までの借金をみんなチャラにしてやるぜ。」

しかし、スッテンテンのとーちゃんにはもうかけるものがない。そうだ、雪絵姫をかけてやろう。

「アゥ、とーちゃん、なんてことするのだ。」

「うるせー! ぺっぺっぺっ。」

お兄さんたちの反対につばをかけて、とーちゃんは一生一代の大勝負にでた! が、アッサリ負けてしまった。

「フッフッフッ……、では雪絵をもらっていくぞ。」

あやしげな影は正体をあらわした。ドラ・ゴンとその部下ホラフク神。

「バカバカバカ、とーさんのウルトラバカ! あーんお兄ちゃん助けてー」

ボーゼンとするケンイチたちの前にしゃしゃりでてきたじーちゃんは、勝手にしゃべりはじめる。

「今からはるか5万年のむかし、天界の天使と地底界のドラ・ゴンが争いを始めたんじゃ。じゃが、天使は負けてしまった。その時、天使は最後の力をふりしぼってドラ・ゴンの(ンたま)を切り取り、パワーを断ち切ったのじゃ。そして、天使はその(ンたま)の中に強力な武器を残していったんじゃ。(竜のンたま)は全部で5つ。今でもドラ・ゴンの部下ホラフク神たちが守っておる。」

「知ってたんなら、最初から言え!」

やがて、(ンたま)をとられてパワーをなくしていたドラ・ゴンは、超ブリッコの雪絵姫が発する究極のエネルギー(ロリコニア)を使ってみるみると世界を征服し始めた。

「アゥ! とーちゃん、なんてことしてくれたのだ。よーし、こうなったらお兄さんがドラ・ゴンをたおしてユキエを助け出し、ついでに世界も救ってしまうのだ!!」

かくして、われらがヒーロー「国宝憲一クン」は、マブダチの「火堂クン」と共にドラ・ゴン打倒の旅に出たのだった。

取扱説明書 <ゲームストーリー> より

れとげ部!での評価

馬鹿げ!

ここが馬鹿げ!!

  • 古き良き時代のキャラゲー!(クソゲー)
    ――脱力要素と即死要素のダブルコンボで投げたくなる。顔グラ以外のステージグラフィックは当時としてもお粗末なものでやる気を削がれる。ツッコミを入れながら遊べるのはバカゲーの良いところではあるのだけれど、このゲームについてはたぶん制作サイドが意図したわけじゃないツッコミどころが満載。肝心のドラ・ゴン戦はなぜかドラクエ風っていう、これもまぁ当時のゲームによく見られた仕様ではあるんだけど、ね。それでも原作ファンは楽しめていたのかなぁ、いや原作ファンでも厳しかったんじゃないかなぁ……。まぁそんな感じですかね。

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    わからないのだ

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