基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :テクモ
- 発売日 :1988年12月9日
ゲーム概要
- ニンニン! いや、だってばよ! え、どっちも古いって? いいえ、良いものは廃れません。はい、忍者龍剣伝ですね!(?)
- このゲームは、ニューヨークを舞台に繰り広げられるテクモがお送りする2D忍者アクションゲーム。これだけで「外国人の間違った忍者像がそのままゲームに?」って思うかもだけど、その認識はあながち間違いじゃあないかもですね。
- 主人公の忍者リュウ・ハヤブサを操作して、数々の忍術を駆使しながらステージクリアを目指すよ。
- ニューヨークの街並みを細かいドット絵で表現したグラフィックや、アクロバティックなアクション操作が楽しめる仕様など、とくにコアなアクションファンから根強い人気があって、ファミコンだけでも3作がリリースされたんだ。
- (そのアクション性の高さと、鬼畜すぎる難易度でカルト的人気を誇るゲームとも称される。ちなみに続編のタイトルは『忍者龍剣伝II 暗黒の邪神剣』『忍者龍剣伝III 黄泉の方船』である)
- アーケード版とほぼ同時にリリースされたんだけど、じつは当時の知名度はそこまで高くなかった。テクモは同年に『キャプテン翼』っていう(私的に)本物の神ゲーの一つに数えられる名作を発売してるからね。そっちに全部持っていかれたとしても致し方ないところは確かにある。
- されど忍者龍剣伝! グラフィックや演出にこだわる記念すべきテクモシアター第1弾『キャプテン翼』の流れを汲むテクモシアター第2弾だけあって、ステージ間に流れるストーリーの後にアイキャッチを挟むなど、非常に凝った作品に仕上がってる。
- それは家庭用ハードでシリーズ化される運びとなり、さまざまなハードで展開され、もって徐々に人気を獲得していき、2009年までにはなんとシリーズ累計770万本の売り上げを達成、もはや大ヒット作といっても過言ではないゲームとなったのである!(一説によれば「後年になって本作が注目されたのは有野課長の功績が大きい」っていうよね)
- 本作を語る上でまず言わずにはいられないのはやっぱり「高難易度」! 最終ステージはコントローラーを投げつけたくなる(グッと我慢や!)難しさ! しかしこの難易度の高さがオールドゲームファンの目に留まり、現在までコアな人気を得るに至ったのは事実だと思われ。
- 壁に貼りつく、壁蹴りジャンプなど、独特のアクションを使いこなさなければならないのと、こちらの動きを見透かすがごとき「ここに配置されたら嫌だなぁ」という絶妙な位置に見事に配置されたザコと――、生半可なテクでクリアは不可能!
- されど、だからこそ、その分だけクリアしたときの達成感は大きく、一度ハマるとなかなか離れ難い魅力がこのゲームにはあるよね!
ストーリー
風吹きすさぶ月光のもと、にらみあう二人の忍者の姿があった。走り寄る二つの影が空中に舞い、月に照らされた瞬間、閃光と共に勝敗は決した。代々、龍剣を守ってきたハヤブサ家の頭首、ジョウは敗れた。
この知らせを聞いてかけつけた息子リュウは、父の置き手紙を見つけた。そこには、秘伝の龍剣を持ち、アメリカに渡れとあった。
アメリカでは、渦巻く野望が待ち受けている。忍者リュウの運命は!?
取扱説明書 <プロローグ> より
れとげ部!での評価
無理げ!:
……なのに!
神げ! :
ここが無理げ!
- 被ダメ処理が鬼畜!
――被ダメージ後の無敵時間が短すぎる。からのノックバック。さらに敵に密接すると通常攻撃が当たらない。よって、敵に囲まれると詰む詰むっていうね……。 - ザコが鬼畜!
――そしてザコがザコじゃないっていうね。倒しても倒しても画面がちょっとスクロールするだけですぐに復活してくる。これが無限ループ化する場合もあるある。 - 最強のザコ敵『鳥』が鬼畜!
――超高速で飛んでくる鳥、あいつね。ぶつかると3ダメージも喰らうっていう、攻撃力が本作最大のザコ敵(いやもはやザコではない!)穴のあるところに頻出するため、落とされることもしばしば。最強のザコとしてこの界隈じゃ有名。なんていうかファミコンって、鳥の強さを教えてくれるゲームが多いよねエイト・アイズとか。
- 最終ステージが鬼畜!
――最終6面は「6-1」から「6-4」まで通しでクリアしなければならない。ラスボスに負けるとまた「6-1」からやり直しっていう鬼畜以外の何ものでもない。
ここが神げ!
- 兎にも角にも高クオリティ!
――テクモシアターとも称されるビジュアルシーン、壁蹴り多段ジャンプなどアクロバティックなアクション、抜群に良いBGM……、とにかくすべてがいい。おっと、忘れてはいけない美麗グラフィックも。忍者龍剣伝といえば高難易度とアクションばかりが注目されがちだけど背景などのグラフィックも素晴らしいからね。スラム的な、どこか退廃的な。このニューヨークの雰囲気をじっくりと楽しんでこそ、本作の魅力を真に理解できるのではなかろーか(ただし異論は認めます)
コメント! (レトゲで一言!)
君はこのゲームにニューヨークの風を感じるか……