アーバンチャンピオン

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:対戦格闘
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :任天堂
  • 発売日 :1984年11月14日

ゲーム概要

『アーバンチャンピオン』はファミコン初の対戦格闘ゲームである! 本作はアメリカの街をモチーフにしたと思しき夜の都会を舞台に、ストリートファイトでライバルを倒していく! プレイヤーは遅速のある強弱パンチを上下(顔とボディ)に打ち分けて攻撃する! キックがないのは当然「アメリカのケンカでローキックを使うのは卑怯とされているから!」じゃない! ファミコンがまだ軌道に乗る前の初期の作品ゆえである! のちの「しょーりゅっけん!」や「はどぉーけん!」のようなド派手な必殺技を炸裂させる対戦格闘ゲームと比較しちゃ嫌よ!

確かに、ゲーム性はどちらかといえば「当時の携帯ゲーム機のような単純さ」を醸してる(開発者が『ゲーム&ウオッチ』の生みの親である横井軍平氏だったことが関係しているのかも?)。基本はひたすら殴り合い、相手をマンホールに落とすという単調な繰り返し。いくらファミコン初期の作品とはいえ、やや大味な出来であったのは否めない。――しかし! それでこのゲームがダメなのか、と聞かれたなら「否や!」とハッキリ答えたい。舞台となるアパートの住人が「うるせぇ! うちの前でケンカすんなや!」と言わんばかりに植木鉢を落としてきたり、パトカーが登場すると「いやだなぁお巡りさん、僕らケンカなんてしてませんよ!」と言わんばかりに息を合わせて知らんぷり、それによってポジションの劣勢な方は立ち位置がリセットされる恩恵を受けられるなど、随所に工夫が見られる。パンチのみならず、上下にガードが可能なため、多少は攻防の駆け引きも存在する。

制約としてスタミナとタイムも設定されている。スタミナはゼロになっても敗北とはならないけど、パンチをもらうと即ノックダウン状態となる。勝負は相手をフタが開いているマンホールのある画面端まで追い込み落とした方の勝利(事前にお互いが取り決めて、わざわざマンホールのフタを開けてから勝負を始めるのかと想像すると、滑稽味あるいは異常な真剣さを感じるような)。1人用モードでは負けない限りこれが永久に続くが、139連勝するとチャンピオンの称号がもらえる「やりこみ要素」も。そして、なんといっても「2人対戦」がアツかったな! 前述のパンチとガードの読み合いも、やっぱり対人だからこそ面白い! 友達が親に呼ばれてポーズしたのを勝手に解除して無抵抗の相手をボコり、戻ってきた彼が激怒して今度はボコられ――【urban; 都市の, 都会の [で殴り合うこと]】(誤解)。リアルアーバン(誤用)したのも、今ではいい思い出だよね!(!?)

れとげ部!での評価

神げ!

ここが神げ!

今でも思わず見上げてしまうよ!

アーバンと名のつくマンションを目にすると、ね(植木鉢ではなくて紙吹雪を希望! ――それはそれで意味不明な怖さはあるが)。しかし、勝つと住民が紙吹雪で祝福してくれるって、あの植木鉢はいったい……。騒音に怒っていたからというわけではなくて、ただ単純に面白がって落としていたってこと? ファミコンゲームの住民ってわけのわからない怖さがあるよね!(?)

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    【urban; 都市の, 都会の [で殴り合うこと]】マンション名に「アーバン」とつくとつい見上げてしまうのは私だけ?

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