ケルナグール

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:対戦格闘
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :ナムコ
  • 発売日 :1989年7月21日

ゲーム概要

『ケルナグール』は当時まだまだ珍しかった対戦格闘ゲームね! 2D対戦格闘ゲームがブレイクするのは言うまでもなく『ストII』からで、アーケードで出たのが1991年、スーファミ版はその翌年だったな。一応、アーケードでは『空手道』とか『ストII』の前身『ストリートファイター』だとか。ファミコンでも1984年の『アーバンチャンピオン』や1985年の『イー・アル・カンフー』とか……そんくらい? まぁ、つまり本作『ケルナグール』の発売時も「格闘ゲームはまだまだ珍しいジャンルだった!」っていうことを私は言いたい。

あと、本作のタイトル画面は『天下一武士 ケルナグール』となっていて、長らくこれが正式タイトルだと私なんかは思っていたんだけど、どうやら『ケルナグール』だけが正式タイトルだと知って地味に衝撃を受けたよ!(まぁ、パッケージには『ケルナグール』としか書かれていないことにもっと早く気がつくべきだったのだが……)。しかしながら、この「天下一武士」を目指すのがゲームの目的のようで、「いや、じゃあやっぱりタイトルに『天下一武士』あったほうがよくね?」って、――長年の思い違いから妙にそこに固執してしまうんだけど、しかし説明書にも「ストーリー」とかは載っていないし、じゃあやっぱり「天下一武士」はそれほど重要ではないのかなぁ、いやでも……、みたいな!(いや、何が???)

さて、このゲームは「中国拳法(カンフー)」をモチーフにしていて(――いや、じゃあやっぱり天下一『武士』って!? ……もーえーか!)、対戦モードのみならずRPGのように自分のキャラを強く育てていく「修行モード」が特徴的な! 主人公の名前は予め用意された選択肢から決定するなどキャラメイクには制限があるんだけど、修行で育てたマイ拳士はパスワードで保存ができて、友達の育てた拳士と闘えるのは最高に熱かった! ゲームの作りとしてはシンプルで、技はコマンド……とまで言っていいかは迷うんだけど「上+A」とか「A+B」とか「A連打」といった単純操作で繰り出せる! 相手との間合いや習得具合で技が変化して、十字キーとAB2つのボタンで多彩な攻撃を実現している点はお見事! 他にも「ガードがない」「ハメがない」など「負けたら完全に自分のせい!」になる「シンプルさ故のバランスの良さ」は有識者からも高く評価されており「ある意味最もバランスの良い格闘ゲーム」とまでいわれるほどに! 先述のキャラ名に「ギャラガ」「ゼビウス」があるなど、他にもいろんなパロディが取り入れられているのも見どころとなっている!

――と、まぁ、ここまでベタ褒めしてきたけれど、やはりレトロゲームだけに実際やってみると問題点というか不満点は出てくる。「修行モードはただのおつかいゲー、作業ゲー」「めんどくさい」「パッケージ詐欺! あの少女漫画風美少年たちはどこ行ったん?」などなど。しかしながら、先述の「現代のゲームにも通じる先見性の光るシステム」や「2D対戦格闘ブレイク前の希少作」「当時は単純に自分で育てたキャラで友達と対戦できるのが楽しかった!」など、総合的には「良作である!」と私なんかは思ったり。よって、本ブログでの評価は「神げ!」。ごちゃごちゃ言うより「ケルナグールで、蹴れ、殴ーれ!」には私も同意したいと思うよ!(しかし、するとこのブログの存在意義!? ……まぁ、よし!)

れとげ部!での評価

神げ!

ここが神げ!

2D対戦格闘ブレイク前の希少作!

冒頭ですでに語った通り、ファミコンで対戦格闘はホント少ない印象を持つ。これ以前だとやっぱ『アーバンチャンピオン』や『イー・アル・カンフー』『カラテ・チャンプ』くらいか? 『キン肉マン』は、私の中ではちょっと2D対戦格闘とは違うんだよね(『キン肉マン』は『キン肉マン』というもはや一つのジャンルだよね!)。逆に『ストII』以降のスーファミだとシリーズ作でたくさん出てるよね~対戦格闘。やはり『ストII』は偉大である!

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    タイトルに『天下一武士』は付くのか付かないのか。パッケージの少女漫画風美少年たちはどこへ行ったのか。それが問題だ(?)

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