飛龍の拳 奥義の書

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :カルチャーブレーン
  • 発売日 :1987年2月14日

ゲーム概要

はい出ました『飛龍の拳 奥義の書』! これはなかなかに面白いアクションゲームで「横スクロールアクションと格闘パート」という2つの違ったゲーム性が楽しめてお得感あったな! 「飛龍の拳」は多くのシリーズ作品が出ていて、その第一作目にあたるのが本作「奥義の書」! ……と思われがちなんだけど、実は1985年にリリースされた『北派少林 飛龍の拳』というアーケードゲームの移植作である!(まぁ、AC版は格闘パートのみだったし、ストーリーもなかったのだが!)。ちなみに、FC版一作目の発売まで、開発元であるカルチャーブレーンは「日本GAME」という社名だったんだ。そのため、このファミコンソフトには再販の「型番が異なる2つのバージョン」(「日本GAME版」と「カルチャーブレーン版」)が存在しており、「カルチャーブレーン版」の方はコレクターの間じゃかなりレア度が高いんだって!(高額の予感???)

このゲーム最大の特徴は何と言っても「心眼システム」である! これは「格闘パート」の根幹となっているゲームシステムで、相手の上段・中段・下段のいずれかに○が表示されたら「対応する十字+AorB」で攻撃、逆に自分に表示されたら「対応する十字」で防御を行う!(タイミングよくボタンを押す操作感は「音ゲー」にちょっと似てる?)。○の位置は次々に入れ替わるので、一瞬の油断が命取りになりかねず、格闘技特有の緊張感とスピード感を再現している! これはとても優れたアイデアで感心させられるんだけど、入力のタイミングがシビアすぎるのか、ちゃんとボタンを押してるのにその通りに動いてくれないことがある!(私が下手なだけ?)。「今ボタン押したのに防御してくれない!」みたいな! 「道中」と呼ばれる横スクロールアクションパートもバリエーションが乏しく、単調な印象は拭えないんだよね!

しかしながら、やはり「心眼システム」は秀逸だったな! 「上段・中段・下段への当たり判定」とか、のちの格闘ゲームを彷彿とさせるアイデアがあるのは、普通に凄いと思ってる! しかも、これには「チュートリアル」があって、当時としてはかなりの親切設計! 本作のストーリーと「アクション+格闘」というゲーム構成は、以降のシリーズの基礎ともなっている! そして、多様なハードでシリーズ展開されていることからも分かるようにその人気は当時から高く、とくにFC3作品については「名作」との呼び声も! 前述の通り「操作性が悪い」と感じさせる部分はあれど、総合すると「面白い!」って私はなる! れとげ部!での評価は「神げ!」つけておくよ!

ストーリー

神秘的な謎に包まれた中国の秘境、龍飛峰に生まれ育った少年、龍飛は、師父 寿安老師の教えをうけ、幼くして拳法に熟達していた。しかし、ある日、何者かに老師は殺され、老師のあみ出した必殺拳、飛龍の拳の奥義書をも奪われてしまった。龍飛は老師がかろうじて守りぬいた奥義書第六巻、心眼の書を胸に抱き、老師の最後の言葉に従って、少林寺へと旅立つのだった。少林寺の貫主元涯は、幼い龍飛を、少林寺拳士のひとりとして暖かくむかえいれた。それから6年の歳月が流れ去ったある日、少林寺の宿敵とでもいうべき謎の組織、龍の牙からの挑戦状がとどけられた。来たるべき異種格闘技世界大会において、格闘技界の覇者たらんとする龍の牙のもくろみを打ち砕くため、龍飛は少林寺の代表拳士として世界大会に出場することになった。実はその龍の牙こそ、老師を亡き者にし、奥義の書を奪った奴等であることを、元涯から知らされた龍飛は、熱い闘志を胸に秘め、世界大会へと向うのであった。

取扱説明書 <ものがたり> より

れとげ部!での評価

神げ!

ここが神げ!

心眼システム!

これに尽きる! これ以前のゲームで類似のシステムを私は知らないんだけど「0から1を作り出す」ことの凄さみたいなものを感じさせられてしまったな! ちなみに、「飛龍の拳」が奥義の名前で、「龍飛」が主人公の名前って、――私の中では若干ややこしいんだよねっ!(いつも主人公の名前を「飛龍」と間違ってしまう私がここにいるよっ!)

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    心眼システム。これに尽きる。格闘技特有の緊張感とスピード感を見事に演出してる。

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