ドクターマリオ

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:落ち物パズル
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :任天堂
  • 発売日 :1990年7月27日

ゲーム概要

  • ファミコン世代の傑作落ちゲーといえば本作を挙げる人も多いのではなかろーか。そうです『ドクターマリオ』です!(……え? 『ヨッシーのクッキー』? 『ヨッシーのたまご』? 『ワリオの森』? うんうん、まぁ「任天堂によるキャラものパズルゲー」の先駆けとなった作品としても、やっぱり『ドクターマリオ』ですね!)

  • ソ連で発明された『テトリス』がファミコンで出たのが1988年だったけど、このファミコン版はブロックの操作性にやや難があったな。だけど、そこから始まる「落ち物パズル」ブーム。以来いろんなルールが作られてきたけど、一時代を築くほどのヒット作となったのが、マリオを主役にした本作である。
  • うん、もちろん『ぷよぷよ』なども言うまでもなし。しかし、どちらが人気だったかと聞かれたら、どちらも甲乙つけがたし。個人的には『ドクターマリオ』や『ヨッシーのクッキー』の印象が強く残っているんだけど『ぷよぷよ』だって負けていなかったよね現代まで続くシリーズ展開尚然り。

  • 本作の舞台は「マリオ博士の研究室にある薬瓶の中」っていう斬新。そこに繁殖してしまったウイルスを、対応するワクチンのカプセルで駆除していくのが目的さ。青・赤・黄色の三つのウイルスがいて、カプセルもその三色に対応してる。同じ色のウイルスやカプセルが、縦か横に四つ以上並ぶと、そのウイルスとカプセルは破壊される。すべてのウイルスを消すとクリアとなり、次のレベルに挑戦できる。レベルが上がるごとに初期配置されるウイルスが増えていき、難易度が上がっていく。

  • ――ってな感じでルールは至ってシンプル。だけど、これを「簡単なゲーム」と言えるファミっ子はそういないのではなかろーか。だってスピードを「Hi」にしたときのカプセルの落下速度、鬼速くない? 後半のレベルでは、画面上部までウイルスが隙間なく敷き詰められているのムリじゃない? ほんのワンフレームの遅れさえ許されないこの感じ、うん無理げ。落ちてくるカプセルの組み合わせによっては、もはや始まる前に終わってる!(詰み状態)

  • ――と、まあ普通にプレイしても高難易度の壁にぶつかりながらも、ハイスコア目指して楽しめるんだけど、このゲームはやっぱり対戦モードがアツかったな! 連鎖や同時消しなどのテクニックを駆使して消すたびに、相手のフィールドにランダムにカプセルを落下させることができるっていうね。これが本当に良くできていたな。いや今、友達や家族と遊んでも絶対楽しいからね、これね!
  • それからプレイ中のBGMもよかった! 主旋律が繰り返されて心地よい『FEVER』と、ジャズテイストの『CHILL』があったな。後に、とあるJ-POPアーティストがこれをモロパクしてしまったって、割と有名な話あるよね~。
  • そして、何と言ってもこのゲームは「それまであまりファミコンのターゲットになかった主婦層」にもウケた! 主人や子どもを学校に送り出したあとの主婦たちが熱中した。ママ友が集まって『ドクターマリオ』で真剣勝負する光景が日本各地で見られたっていうんだけど、見たことある?(ちなみに私は見たことなかったなぁ、コッソリやっていたのかな?)。これによって子どもがファミコンをやることに対するお母さんの態度が軟化したってことは確かにあったような気がするよ。それだけでもこのゲームの意義はとてつもなく大きかったと私は考えるんだけど、どうでしょう?
  • ――と、まあ、そんなこんなで『ドクターマリオ』は間違いなく「神げ!」。落ちゲーとしてもこの時点ですでに完成されていた点も、高く評価されるべき「神げ!」だよね!

ストーリー

やあ皆さん、ごきげんよう。私はマリオ、今までいろいろな冒険の旅をやってきたが、今はある病院でウィルスの研究をやっている。さて、今日も研究を始めるとするか。

「ドクターマリオ、たいへんでーす!!」

「看護婦のピーチじゃないか、どうした?」
「新種のウィルスが発見されて、それがどんどん増殖を始めました!!」
「何!それは大変だ。ようーし、さきほど出来上ったばかりの特効薬で退治してくれるわ・・・・・・・・こいつは良く効くぞ!!」

取扱説明書 <我輩はドクターマリオである> より

れとげ部!での評価

神げ!

ここが神げ!

  • 主婦層にファミコンの裾野を広げてくれた功績は大!
    ――お父さんが『麻雀』や『ゴルフ』をやるためにファミコンを買ってくれた! そんなファミっ子は意外と多かったのではなかろーか。そして、お母さんが『ドクターマリオ』をやることで「ファミコンやめなさい!」ってあまりうるさく言われなくなった。そんなファミっ子も意外と多かったのではなかろーか。うんうん、当時害悪とされがちだったファミコンへの親の理解が得られた功績は非常に大きなものだったよね。うちのお母さんは『スーパーマリオブラザーズ』が好きだった思ひ出。『ドクターマリオ』はどうだったかなぁ……(遠い目)

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    お母さんうまい!

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