基本情報
- ジャンル:シューティングパズル
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :ホット・ビィ
- 発売日 :1990年7月6日
ゲーム概要
クセのあるゲームを作ることで知られていたホット・ビィが、人知れず販売していたシューティングパズルが『パラメデス』である。同ジャンルはコナミから『クォース』が発売されているんだけれど(AC版は1989年10月、FC版は1990年4月)、『パラメデス』はまたひと味違ったゲーム性でプレイヤーを楽しませてくれたな。ちなみに、「やっぱりAC版がオリジナル?」と思われるかもしれないけれど、確か発売日的にはAC・FC同時発売だったような気がしていて――両方ともにオリジナルといって間違いではないだろう、たぶん。
操作は十字キーで左右に移動し、Bボタンでサイコロの目をチェンジ、Aボタンでサイコロをシュートする。発射されたサイコロは同じ目のサイコロに当たった場合それを消し、他の目のサイコロに当たったときにはそのまま消えてしまう。この非常にシンプルな操作とルールで、フィールド上部から落ちてくるサイコロ群を消していくのだが――これだけでは終わらないのが本作の面白いところ。
――というのも、消したサイコロは最高6個まで画面下部にストックされ、ここでいろんな「役」を作ることができる。そして、役ができたら任意のタイミングで十字キーの↓を入れると、その役に応じライン単位でサイコロ群が消え去るのである。
- 並び役……同じ目のサイコロが3個以上並ぶとその数に応じて1~4ライン消える。
- 続き役……1・2・3のようにサイコロの目が続いて3個以上並べばその数に応じて1~4ライン消える。
- ニコニコ役……サイコロの同じ目を2個ずつ3組揃えると3ライン消える。
- 21役……サイコロの目の合計が21になると1ライン消える。
- 合わせ役……役同士を組み合わせる。例えば「1・2・3・4・5・6」なら「続き役+21役」となり、5ラインが消える最強役となる。
さらに対戦ではこの消したサイコロを相手のフィールドに送り込むことで攻撃ができる。――そう、このゲームには「全20面クリアを目指す1Pモード」「2P対戦モード」「1P対CPUのトーナメントモード」が用意されていて、やっぱり対戦がアツい!(ひたすら早消しするより、ある程度役を狙った方が強い印象を持つよ)。対戦相手がいなくてもCPU戦が結構強くて、1人でも十分楽しめる出来となっている。正直、『パラメデス』はネットで見ても語っている人が少ないマイナーげ。しかし実際にプレイした人の評価は高く、私もふつうに面白かった――隠れた名作といっていいと思ってる。
れとげ部!での評価
隠神げ!:
ここが隠神げ!
君の名は……
このゲームのキャラクターたちにはみんな名前が付いていて、1Pキャラの男の子の名前が「デイブ本郷」って――たぶん、シューティングパズルだけにあの超A級スナイパーからきてるんだよね?(ちょっとウケた)
ちなみに「サイコロ=ダイスは紀元前から存在し、一説によれば、ギリシャはエポウイ島の王女パラメデスの創始になるものといわれています」との豆知識に「へぇー」
これらは取扱説明書に書かれており、読んでいてなかなか楽しい作りとなっている――ってところが「隠神げ!」なんだな(ちがうかな?)
コメント! (レトゲで一言!)
息もつかせぬダイスパニック! デイブ本郷を操り、サイコロを消せ!(ちなみにサイコロの起源はパラメデス!)