基本情報
- ジャンル:シューティング
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :任天堂
- 発売日 :1984年7月4日
ゲーム概要
アーケードでもファミコンでも圧倒的な人気を誇った『ドンキーコング』! 「ツタのぼり」など新たなアクションを加え、なんとマリオが敵役として登場する驚きの展開を見せた『ドンキーコングJR.』! そしてそして! 本作『ドンキーコング3』はまたも意外なことに「固定画面式シューティング」として制作された……って、あれ? なんかドンキーコング『3』だけ印象が薄いの、私だけ???
そんな今作では、ドンキーが再び悪役に! そして、プレイヤーキャラはマリオではなく、スタンリー! ――って、なんで? このスタンリー、任天堂キャラとしては非常に地味な印象で、登場作品って本作くらいだよね? 鼻のあたりとかはマリオと似た感じで、初めはなんか気づかなかったんだけど、よく見たら帽子とヒゲがないっていうよね! 「なぜマリオではなくスタンリーなのか?」――この謎についてが、私がこのゲームにおいて語りたいすべてと言っても過言じゃない(いや、過言だ!?)けど、詳細は下に書いておくね。
ゲーム内容は、植物園に現れたドンキーコングと虫たちからお花を守れ! ――っていうなんかメルヘンな。スタンリーは殺虫剤を噴射してそれらを撃退する! ステージクリアの条件は「ぶら下がっているドンキーを下から殺虫剤で攻撃し、特定の位置まで押し上げる」or「所定数の虫を退治する」となっている。ドンキーの落下、あるいは虫との接触及び攻撃に当たるとミスになり、AC版では大量の虫に襲われ「骨も残さず殺される!」という描写が「ゲーム史上稀に見る残酷な死に様!?」と言われていたりいなかったりする(FC版では改修済)。虫たちは画面下にあるお花を持ち去ろうとするが、じつはこれ、全部取られてしまってもミスにはならない。ただし得点アイテムとなっているので、ハイスコアを目指すなら守らなければスコアが伸びない。基本的にはいかに速くドンキーに殺虫剤を浴びせて迅速にクリアするかが攻略のポイントとなっている。主人公は左右の他に、上下の段差を移動することができ、殺虫剤の射程距離の短さを補うため、この上移動は欠かせない。また、腕に自信があれば、『ギャラガ』のように不規則な動きで攻めてくる虫の全滅を狙うプレイスタイルも楽しい。しかし、虫にばかり気を取られているとドンキーが落下してくるので要注意である。ステージの構成は3つと少ないループゲーだが、段差を登るために迂回が必要であったり、張られたツタの上で幼虫が邪魔してきたりと工夫も見られる。
本作はさすがに「ドンキーコング」ということで、当時持っている人はそれなりにいたような気がするんだけど、やはり不思議と話題に上ることは少なかったような……。余談だけど『ドンキーコング』は初めてやったゲームに挙げる人も多くて、それが『スーパードンキーコング』だったりすることもあって、世代を越えて「初めてやったゲーム」に挙げられる率が私の中では割と高めな! あなたの初めてのゲームはなんですか?
れとげ部!での評価
謎げ?:
ここが謎げ?
なぜマリオではなくスタンリーなのか?
これ、なんでなのか気になってたのは私だけ? その理由はなんとストーリーの背景にあった! じつは前作『ドンキーコングJR.』の後、元々ペットであったドンキーは飼い主のマリオに愛想を尽かされ、売却されてしまったんだって!? いや、確か第一作の『ドンキーコング』のときにも思ったんだけど「マリオとドンキーの確執」は本当に根が深い! なんか「芸能人の誰それと誰それが本当は仲が悪い」みたいな話に似てる! 全体的にはドンキーの自業自得なんだけど、その理由が「嫉妬」からきているから何だか憎めないんだよな~。あと『スーパードンキーコング』が好きだから、私にドンキーは憎めないっ!(でも、あのドンキーとこのドンキーは違うんだっけ)
コメント! (レトゲで一言!)
意外な展開を見せてくれた大人気シリーズの3作目はまたも意外なシューティング。なぜマリオではなくスタンリーなのか? その悲しき理由が今明かされる。