高橋名人の冒険島III

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :ハドソン
  • 発売日 :1992年7月31日

ゲーム概要

『高橋名人の冒険島III』は1992年7月31日にハドソンより発売のファミコン・アクションゲーム――ファミっ子ならば当然ご存じ「冒険島シリーズ」の第3弾! とはいえ、実際に『III』を持っていた子は当時どのくらいいたんだろうーか? シリーズ中でも『II』『III』は「圧倒的に知名度が低い」。その理由は「発売時期」。前回も述べた通り、当時はすでにスーファミも登場していたファミコン末期。しかも『I』と『II』の間にはおよそ4年半のブランクがあり、『III』は『II』の約1年後に発売されたということで――有名人の宿命として本作の主人公である「高橋名人」の人気も下火になっていたな。そんなわけで、本作をお手に取ったファミっ子は全盛期に比すればだいぶ少なかったように思ってる。しかしながら、世代によっては「初代よりも『III』をよく遊んだ!」という子も中にはいたんじゃないかなぁと想像してる。だって、いくらスーファミが誕生して1年半が過ぎているとはいえ、「必ずしもそれをすぐ買ってもらえる」とは限らないもんね! 大冒険島ができないなら、ファミコンの『III』をやるしかないもんね!(それが私だったとは言っていないもんね!)

で、本作がどんなゲームなのかといえばマリオに代表される「オーソドックスな横スクロールアクション」を思い浮かべてもらえたなら間違いない――てか、冒険島は第1作が大ヒットしているから、あえてマリオとか言わなくても分かっている人の方が多いに違いない。大きな変更点は「武器(ブーメラン)」「お助けキャラ『恐竜』」「マップ制」「アイテムストック」と言った感じ。――こうして並べてみると『スーパーマリオワールド』の影響が色濃いように思えるけれど、じつはこれらの変更点は「武器(ブーメラン)」以外『II』ですでに実装されていたんだな。つまり、「『III』は良くも悪くも『II』のマイナーアップデート」という言い方で誤解はないように私は考えている。すなわち、シリーズ3作の中で一番遊びやすくはなっているけど、結局「変わり映えしなかった」印象が強く、マリオシリーズやロックマンシリーズと比べてしまうとゲームシステムに対する工夫が甚だ不足していたように感じられてしまうのだ。

とはいえ、「じゃあ、このゲームはつまらないのか?」と聞かれたならば、「そんなことはない!」と私は答えるだろう。前作、前々作を知らなければ、上記のような感慨は抱かず、普通に楽しめるアクションゲームに仕上がっている。個人的には特に「恐竜に乗れる!」のが大好きなポイントで、まぁぶっちゃけヨッシーなんだが――レトロゲーマーならば、何かしらの恐竜に乗りたいお年頃が誰でも一度はあったと思われる!(私だけ?)。しかしながら、本シリーズの特徴としてやはり「難易度が高い!」――前作から若干の調整は見られるものの、はたしてセーブやパスワードはないし、案の定スケボーは罠アイテム! 次のステージへワープできる「マザープテラ」という隠し要素があるため、最短ルートを構築してノーミスクリアできるアクションの腕前があれば、じつはそれほど時間はかからないのかもしれないけれど、私には無理! ――でも、「冒険島は『III』が一番遊んだ!」のは私だけ? 本作は順当にFC冒険島シリーズ中で最も遊びやすいし、面白い! 『IV』は探索型アクション色が濃くなっているため「純粋なアクションゲームとしての冒険島」としてオススメするにはやや抵抗があるし、何より「任天堂公認の最後のファミコンソフト」だけに流通量が極めて少ない。そんなこんな、ファミコンで冒険島を遊ぶならやっぱり『III』だよね!(異論はもちろん認めます!)

ストーリー

高橋名人の活躍で、キュラ大王を倒し、ベルゼバフの侵略を防ぐことができた、アドベンチャーアイランド。再び平和な日々が訪れ、名人とティナそしてアイランドの仲間たちは、幸せな毎日を送っていました。ところが、そんなある日アイランドの上空に一基のUFOが現れ、ティナを連れさってしまったから大変です。地球征服を狙う宇宙人が、この平和なアイランドに目をつけ攻撃を開始してきたのです。そのうえ、宇宙人はアイランドの仲間に超科学光線を浴びせ、彼らを自由に操れるようにしてしまったのです。恐るべき敵、宇宙人。卵の中にいたため無事だった恐竜たちといっしょに、再び平和の国アドベンチャーアイランドを取り戻すため、宇宙人の乗ったUFOを追いかけて、名人の大冒険が始まります。

取扱説明書 <ものがたり> より

れとげ部!での評価

隠げ!

ここが隠げ!

FC冒険島の中で一番知名度が低い(たぶん)

まぁ上で語った通りだよね。『I』は当時の「高橋名人」人気で大ヒット、『IV』はファミコン最後のソフトとして有名。『II』『III』は発売時期の関係もあって、当時もそんなに話題には上らなかったと記憶している。もちろん先述の通り、世代によっては本作の思い出を持つファミっ子も少なからずいるはずだと私は信じてる。……え、『高橋名人のBugってハニー』はどこへ消えた? あ、あれは派生作品ということで、ねっ!(?)

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    FC冒険島シリーズ中では最も知名度が低い。しかし、世代によっては思い出深い? トリケに乗りたいお年頃が私にもありました。

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