エグゼドエグゼス

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:シューティング
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :徳間書店
  • 発売日 :1985年12月21日

ゲーム概要

『エグゼドエグゼス』って読みにくいタイトルだけど、敵の昆虫型巨大生物が「エグゼス」、その秘密兵器が「エグゼドエグゼス」って、この度初めて知ったな! ――てか、人間型生物「ネギニン」って!?(「NEG-NIN」は「NINGEN(人間)」の逆読みなんだけど、もはやネギ星人だよね……って、ガンツかっ!? ――という気づき!)

本家はカプコンさんのアーケード版で、オーソドックスな縦スクロールシューティングながらも、なぜかゲームセンターでは大人気だった! その理由を考察するにまずは、昆虫とメカが混ざったような奇怪な敵を撃つ「独特な世界観」が挙げられそう。それから、システム面においてもこだわりが感じられたな。操作面で特徴的だったのが「ショットの射程距離」。FC版ではカットされているんだけど、AC版においてはこの手のタイプのゲームには珍しくショットに長短の射程が設けられていて、レバーの上下で撃ち分けが可能だった。あとはおなじみの「POW」で自機をパワーアップでき、これはFC版にも実装されていて、「敵がボーナスフルーツに変わる」方の「POW」が印象に残っているファミっ子も多いかも。逆向きになっている「WOP」を取ってしまうとパワーダウンになるので注意が必要だったな。さらに、攻撃はショットの他に回数制限付きの「クラッシュ」があって、これを使用すると画面上の敵弾を消滅することができるため、危険回避に役立った。ステージは16面エンドで以降は8面からループする「ループゲー」。AC版ではスコアが1000万点になると強制ゲームオーバーとなるが、FC版は9,999,900点より高い点数を取ると0点に戻って、そのままゲームが続行される。ちなみにFC版では獲得スコアによってゲームオーバー後にパスワードが表示され、それを応募券と共にハガキで送ると「メンバーズステッカー」が貰えるキャンペンーンが行われていたな! 現在このステッカーにはそれぞれプレミアが付いていて、とくに「ロイヤル純金メンバーズステッカー」はオークションにも出たことがないらしく、コレクターの間では「実際に出品されたらかなりの高値になるのではないか……」と噂されているよ。

さて、ここまで聞くと「面白そう!」って思うかもだけど。AC版は確かに面白いんだけど。肝心のFC版は「う~ん」――唸らざるを得ないこの感じ。本作のFC版はスプライト表示処理能力の問題からチラつきが非常に目立ち、テンポも遅い劣化ゲー。「2人同時プレイ可能」など頑張っている点も見受けられるとはいえ、快適に遊ぶのはちと厳しい。もちろん「ファミコンの性能的にしょーがない」という声もあるんだけど、個人的には「本作のFC移植に携わった某社の技術力不足」という意見に賛同しがち。わかっちゃあいるんだけど、同時期の他のファミコン移植STGに比べてみても著しくその移植度が劣っている気がするのが、その理由なんだな!

ストーリー

これは、地球から6千光年も離れた、ある惑星での物語だ。

工業用に改良された昆虫型巨大生物EXESは、人間型生物NEG-NINに攻撃をしかけるようになった。これに驚いた科学者たちは、2機のEXES撃退用メカ、カーネル号とサージェント号を造ることになった。

しかし、EXESの秘密兵器EXED・EXESも完成間近のようだ。

急げ!! 1日も早くEXES軍を全滅させるのだ!!

取扱説明書 <EXED・EXES STORY> より

れとげ部!での評価

劣化げ!

ここが劣化げ!

悪名高きマイクロニクス!

これ最近よく言ってる気がしてる。まぁFC移植の劣化をどこまで許容できるかは人それぞれ。そういう意味では人によってかなり評価が分かれる作品かもしれないね。

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    当時ゲーセンで人気を博した縦シューのFC移植。昆虫型巨大生物エグゼスと戦う、人間型生物ネギニンの存在を君は知っていたか。

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