基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :ジャレコ
- 発売日 :1986年8月22日
ゲーム概要
『じゃじゃ丸の大冒険』は1986年8月22日にジャレコより発売のファミコン・アクションゲーム――ご存知『忍者じゃじゃ丸くん』の続編。タイトルに「くん」の敬称が付いていないのが、みんな気になったと思うんだけど(私だけ?)、それもそのはず、前作で苦労の末に助け出した「さくら姫はなんと偽者だった!?」という大失態。これに激怒した殿様は「もはやお前に『くん付け』など不要ぢゃ!」言わんばかりにさくら姫の救出を命じる。じゃじゃ丸く……いや、じゃじゃ丸は名誉挽回のため、再び史上最強の妖怪軍団に挑むのであった。――みたいな裏エピソードを想像してしまうのは私だけ?(言うまでもなく公式ストーリーではない。ちなみに真面目に推察するなら「UPLの『忍者くん』からの脱却―差別化―を計った」ものと思われる)
さて、前作『忍者じゃじゃ丸くん』は4階構造・横スクロールのステージを行ったり来たりして、敵を全滅させるとステージクリアになる仕様だった。本作は『スーパーマリオブラザーズ』のようなオーソドックスな横スクロールアクションになっている。2面、4面、6面、8面の偶数面では四天王とのボス戦となり、これらはボーナスゲームのような扱いで負けてしまってもミスにならない。10面ではいよいよ宿敵のなまず太夫と対決し、これに勝てば見事さくら姫を救出したことに! しかしながらステージはその先も続いて、20面クリアで1周となる。
本作は敵やステージのバリエーションが多く、プレイヤーを飽きさせないための作り込みが光っている。しかし前作同様に難易度が高く、とにかく敵が大量に出てきて攻撃してくるので、これを捌いて進むのが一苦労だ。ステージにあるブロックを壊すとアイテムが出てくるので、これを上手く使っていきたいところだが、取るとミスになる「爆弾」も出現頻度が高く、注意が必要。制限時間の設定もシビアで、悠長にアイテムを集めながら進むわけにもいかず――昔のアクションゲームの難しさがここにある、って感じかな。
ストーリー
助け出したさくら姫はにせものだった!!
殿様は再びじゃじゃ丸くんにさくら姫の救出を命じた。助けに向うじゃじゃ丸くんの道はけわしい。数々の難所、そして四天王をはじめとするパワーアップされた妖怪軍団や忍法ガマパックンにも勝るというなまず太夫の正体。はたして、じゃじゃ丸くんの忍法は史上最強の妖怪軍団に通用するのだろうか?!取扱説明書 <ストーリー> より
れとげ部!での評価
神げ!:
ここが神げ!
いい意味でのチープさが郷愁を誘う。
昔のゲームは難しかった、ホントにね。なので現代ではオススメはしづらいところなんだが、不思議と印象に残っている。思い出補正と言われても、私は嫌いじゃないなぁこの感じ。ちなみに本作のカセットには色違いのもの(薄緑と紫)があって、ジャレコの作品では割と見られるそう。なんでも前作のカセットを流用していた結果なんだとか。
コメント! (レトゲで一言!)
なぜタイトルが呼び捨てに? いい意味でのチープさが郷愁を誘う。昔のゲームは難しかった。