バトルトード

ファミコン

基本情報

  • ジャンル:アクション
  • 機種  :ファミリーコンピュータ
  • 発売元 :メサイヤ
  • 発売日 :1991年12月20日

ゲーム概要

さて、やってきました『バトルトード』! これは「近年最も再評価されたタイトル」の一つに数えられてもいいんじゃないかな? あの人気ゲーム番組で取り上げられたのが大きかったらしく、元々FC後期の作品だっただけに相場が急上昇! 昔は1000円くらいで投げ売りされていたときもあったんだけど、今やプレミア価格が付いてしまっている! 2021年にはなんと復刻版まで! まぁ、それもこれも「内容のおもしろさ!」があってこそで、本作はイギリスのレア社が開発を手掛けている! ――って、言われても、パッとこない人もいるかもだけど、あの『スーパードンキーコング』を開発したと聞けば、「なるほどー!」ってなるかな? 余談になるけど、私の中で『スーパードンキーコング』は「スーファミ最高峰のアクションゲーム」だって、思っているんだからね!

さて、本作が「隠れた名作」とされる理由の一つに「洋ゲー」であることが挙げられる。当時は「洋ゲー=クソゲー」と脳内変換されても仕方がないほど、日本人には合わないゲームが多かったのは事実である。本作も「マッチョなカエル」が主人公という時点で、パッケージを見た瞬間、強烈な洋ゲー臭を感じ取り、結局、未プレイのまま終わってしまったファミっ子も少なくなかったのではなかろーか(ちなみに、この「マッチョなカエル」は当時海外で大流行し、当然ゲームにもなっていた『忍者タートルズ』を彷彿とさせる。一説には「タートルズに対抗してバトルトードが制作された」との噂もある)。そして結論から言ってしまえば「当時、洋ゲーを忌避して本作をプレイしなかったのは大いなる過ちであった!」ということになるのであーる!

本作は、古くは『ダブルドラゴン』に代表されるベルトスクロール風のアクションゲームである。そして、さすがは、後にあの『スーパードンキーコング』を開発したレア社が手掛けただけあって、そんじょそこらのベルトスクロールとは一線を画すいろんなギミックが用意されていて、いつまでもプレイヤーを飽きさせない! 例えば「フィニッシュ時に腕が巨大化する」など細かいモーションは見ているだけで楽しいし。「巨大な敵が近づいてきたときの驚きを示すアメコミ風のアクション」もカエルの表情が細やかで、いかにも洋ゲーらしい好演出となっている。こうしたカエルのモーションは憎らしいほど滑らかで、それはただ面白いだけではなく、爽快感を生む要因にもなっている。「エアバイクでジャンプしながら障害物を避け続ける超高速ステージ」など、ステージも変化に富んでいる(ちなみにこのステージは激ムズである)。後発のMD版にグラフィックでこそ劣るものの、スムーズなアクションとしてはFC版のほうに分があるように感じられ、ハード性能で劣るにもかかわらず引けを取らないと感じさせるのはホントにすごいことだよね!

先述の通り本作は近年再評価が著しく、洋ゲーであるためかDL配信の期待が薄く、内容も面白いとあれば、手元に持っている人は大事にした方がいいタイトルなのではなかろ―か!(もはや言われるまでもないかもだけど!)

ストーリー

俺たちはラッシュとジッツ。トード星のカエル戦士、バトルトードだ。宇宙船ヴァルチュア号で航行中、アンジェリカ王女が仲間のピンプルといっしょにダーククィーンにさらわれてしまった。俺たちのブレーン、Tバード教授の計算によれば、やつらの行き先はダーククィーンの本拠地ラグナロックワールド。ダーククィーンの最強軍が待ち構えているところだ。俺たちだけで王女とピンプルを助け出すのはたやすいことじゃない。でも援軍を呼んでいるひまはないし、Tバード教授は腕のほうはからっきし!なんとか俺たちだけでチャレンジしてみるしか方法はないようだ。

OK!いこうじゃないか、兄弟。バトルトードと言えば、銀河系最強と言われた戦士だ。目指すは、ダーククィーンのいる戦艦ガルガンチュア。思いっきりあばれまくろうぜ!

取扱説明書 <ストーリー> より

れとげ部!での評価

隠神げ!

ここが隠神げ!

ゲームセンターCX効果!

――で、近年再評価され、もはや「隠れた名作」とは言えない感じになっているのかな?(私の中ではまだまだ隠れている印象は拭えないんだけど)。疾走感溢れるゲーム展開がたまらないよね!(ただし、鬼ムズっ!!!)

コメント! (レトゲで一言!)

  1. 管理人 ぶちょー より:

    近年最も再評価されたタイトルの一つ。こういうゲームがあるからまだまだファミコンは面白い。

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