基本情報
- ジャンル:アドベンチャー
- 機種 :ファミリーコンピュータ ディスクシステム
- 発売元 :ポニーキャニオン
- 発売日 :1989年3月20日
ゲーム概要
- 来たね『光GENJI ローラーパニック』! ツッコミどころ満載の「便乗ゲーム」の代表格として超有名!(?)
- ポニーキャニオンより1989年3月に発売されたディスクシステム用アドベンチャーゲームっていうね。……なんでディスクシステムだったんだろーね?
- タイトルにある「光GENJI」とは当時大人気だったジャニーズ事務所のアイドルグループである。もちろん、このゲームの主役である!(いや、主役はプレイヤーなんだろか???)
- ゲームの内容は「盗まれた光GENJIのローラースケートを取りもどすべく、プレイヤー(ファン)のあなたが立ち上がる!」っていうね。そもそもここからしてツッコミ入れざるを得ないよね。
「代わりのローラースケートを用意すればいいのでは……?」
- うん、きっと普段から履きなれてる靴じゃないと、真のパフォーマンスは発揮できないんだろうね。そんな中途半端なコンサートをするくらいなら、中止したほうがマシなんだろうね。「大変、取り戻さなきゃ!」だよね!(?)
- ゲームの流れは「情報収集 → 犯人を見つけ出す → ローラースケートを取り戻して感謝される」この作業をメンバー7人分繰り返して、全員分取り戻せばクリア! コンサート開演だ!
- うん、オープニングと大して変わらないエンディングのことなんだけどさ。苦労してクリアしてオープニングとほぼ同じ演出を見せられるとかどーなん? ファンはこれに納得できたんかなぁ? ……謎。
- ゲーム自体もね。推理して犯人のいる場所に行くと「わたしが、はんにんだよ。スケートを、かえすよ」って、いやあっさり自白って!? 拍子抜け。
- そもその捜査の過程で出てくる選択肢が意味わからんの多すぎ。
アイドル「みせてみれば」
ファン「パンツ」
- ――って、うぇえええ!? 「光GENJI感覚で質問してください」(説明書)ってそういうことなんか!? 推しに言われたら見ず知らずの人にいきなりパンツを見せちゃうのが光GENJI感覚なんか!? 推しのためならそこまでやっちゃうのがファンってことなのか?? なんかアイドルとファンの間の闇が深そうだわっ!?
- そしてなんといっても「グラフィックのチープさ」よ。みんな言ってるけど「メンバーの顔がほぼ一緒」「キャラクターの目が死んでいる」ファミコンだからしょーがない? 確かにそうかもだけど、そうかもだけどなんだけど!!!
- 難易度もあまりにも低すぎる。いや、展開が意味不明すぎるし、どこへ行けばいいのかわからんとこもなきにしもあるんだけど、結局のところ総当たりで何とでもなるっていうね、めんどくさいんだけどね。
- クリアできないよりはいいのか? 易しすぎる。これがアイドルのファンに対する優しさなんだろうか? 当時のファンの女性向けであることを鑑みるに、これが正しい難易度設定だったんだろうか? 誰か教えてファンの人!
ストーリー
「僕たちのローラースケートが盗まれた! もどってこない限りコンサートはできない。だれか、ボクたちのローラースケートを取りもどして!」
さあ、大変、このままでは「ビッグ・ボール」でのコンサートは中止になっちゃう! 犯人は必ずこの町の中にいる。手がかりを集めて、一刻も早く犯人を捕まえ、ローラースケートを取りもどさなければ……。
れとげ部!での評価
駄げ!:
ここが駄げ!
- ファングッズである!
――まあ、そういうことなんだろうね。「メンバーの顔がほぼ一緒」「主人公の設定入力が無意味すぎる」「セリフがあまりにもふざけてる」「手抜きにも程があるエンディング」などなど「駄げ!」なポイントを挙げていけばキリがないよホント。純粋にゲームとして扱うつもりは、売り手側にも買い手側にもなかったってことなのかも。「推しのグッズはとにかく買う!」それがファンというもの。このゲームにも予約特典として「光GENJI相性占いカード」が付いてたみたいだしね。そういえばパッケージもCDケースみたいな感じだったな。ゲームはおまけみたいなものだったのかも。よくある話「食玩のお菓子がおまけ」みたいな。ファミっ子としてはなんだか寂しい気もするけれど。けど、このゲーム、ゲーム性の酷評や売れなかったとの声も聞かれるけれど、実際にはテレビCMも打たず、ディスクシステムで3200円、しかも書き換えの対象外というディスクシステムの強みをなくした販路にしては売れていたらしい。だから普通にロムカセットでばんばん宣伝してれば、どれだけ売れていたのだろうか……、さすがにこのゲーム内容でそれだけ売れてしまうのは躊躇われてしまったんだろうか……って、どんだけすごかったんだよ光GENJI人気!?
コメント! (レトゲで一言!)
光GENJI感覚とは果たして何だったのか……