基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :ナムコ
- 発売日 :1988年7月22日
ゲーム概要
- はい出ました『カイの冒険』。『バビロニアンキャッスルサーガ』シリーズの第3弾。といっても「そんなシリーズ知らないよ」ってひとの方が多いんだろうか。いや、そんなはずないよね、有名だよね?(個人的には「ギルガメシュ叙事詩」をモチーフにしてるとことかすごい好き)
発表的な時系列
ドルアーガの塔 → イシターの復活 → カイの冒険 → ザ・ブルークリスタルロッド
- 第3弾とはいえ、ストーリー的には第1弾(前日譚って言った方がいいのかしら? ドラクエ3みたいなことなんだけど、わかるかしら?)
ストーリ的な時系列
カイの冒険 → ドルアーガの塔 → イシターの復活 → ザ・ブルークリスタルロッド
- 簡単に言うと、世界を救うために頑張ったヒロインのカイが結局石にされちゃって(カイの冒険)、そんなカイと世界を救うために恋人のギルが頑張って(ドルアーガの塔)、脱出するために二人で頑張って(イシターの復活)、脱出してからも二人で頑張る(ザ・ブルークリスタルロッド)――みたいな?
- なんか頑張ってばっかだけど「頑張ってんのはプレイヤーだよっ!?」って話。いや、そう言いたくなるくらい超難易度なんだわ、これが。
- 『ドルアーガの塔』『イシターの復活』はアクションRPGなんだけど『カイの冒険』はアクション。ストーリー本編は60面で、そのあとにスペシャルステージ40面が待ち受ける構成。こーゆーの「ジャンプアクション」っていうの? 攻撃手段が一切ないとか、まあ巫女っぽいっちゃぽいんだけど。ひたすら敵や罠をかわして進む。ジャンプ操作が独特で、ふわっと跳んでふわっふわっとそのまま空中浮遊で移動するみたいな。文字や画像だけだとちとわかりにくいかもだけど(まあYouTubeのプレイ動画とかみれば一発なんだけどね)
- あと、しゃがむのに天井や壁にぶつからなきゃいけないのも独特だよね。
- まあ、このゲームを一言で紹介するなら「鬼ムズい」に尽きると思うの。いや「何も聞かずにやってみて、わかるから」って言いたくなると思うの。その難しさはエンディング後のスタッフメッセージを見てもわかる通り「確・信・犯!」的だかんね! 難しければ難しいほどいいゲームとされた時代。駄作も多かったけど『ドルアーガの塔』とかは「神げ!」だと思ってる(一般的にもその評価は認められてると思ってる)『カイの冒険』はどうかな? 悪くはないと思ってるけど、私はRPG好きだからやっぱアクションよりはRPGの方を推しちゃう感じ。
- あ、でも『カイの冒険』のカイはパケ絵もドット絵もかわいいと思うの。ファミコン美少女ランキングでもルシアとかレイラに負けずとも劣らぬ魅力があると思う(ただしレオタードやビキニアーマーではない不利は否めない? いや「ミニスカも断然アリ!」でしょ!?)
- そこは間違いない(ただし異論は認める)
ストーリー
かつて、バビリムという平和な王国がありました。人々は神を敬い、そして仲良く暮らしていたのです。空の神アヌは、王国のために、ブルークリスタルロッドを天にかかげ、永遠なる繁栄と豊かな実りを約束しました。ところが、これをねたんだ帝国が、バビリムに攻めこみ、ロッドを手に入れようと高くそびえる塔を築いたのです。ロッドの輝きは塔によってさえぎられ、地上は不安と暗闇につつまれました。怒ったアヌは稲妻を落として塔を壊してしまいました。
しかし、地上では女神イシターに敗れて魔力を封じられていたドルアーガが復活していたのです。ドルアーガは壊れた塔を魔力で修復し、ロッドを奪って最上階に隠してしまいました。イシターは巫女カイに魔法のティアラを授け、ロッドを取り戻すことを命じました。
この物語は、悪魔ドルアーガを倒すため、ティアラの力を信じ、たった1人で魔の塔へ立ち向かったカイの愛と勇気のお話です。
取扱説明書 <ものがたり> より
れとげ部!での評価
無理げ!:
ここが無理げ!
- とにかくスペシャルステージが鬼ムズい!
――本編クリア後のスペシャルステージの鬼難易度はみんな泣いてる有名な話。とくに79階とか98階とか……貴様らはダメだ! あと、必ずバッドエンドになるっていうね。まあ、ストーリー上しょうがないんだけどさ。さて、じゃあ次は『ドルアーガの塔』をクリアしてカイを救い、このバッドエンドを払拭してくるとしますか!(そんな気力いまは湧かないけどねっ!)
コメント! (レトゲで一言!)
フロア:79かい
タイムリミット:60びょう
のこりのカイ:1にん
(ゴクリ……)