基本情報
- ジャンル:スポーツ(相撲)
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :フェイス
- 発売日 :1990年12月7日
ゲーム概要
- はい『千代の富士の大銀杏』ね。タイトル通り、相撲ゲーム。第58代横綱・千代の富士(故・九重親方)がモチーフだけど主人公ってわけじゃなくてラスボス的な扱い(『マイクタイソン・パンチアウト!!』的スタイルと言ってもいいかな? パッと思いついたのがこれだった。例としては微妙か? 他に有名人がラスボス的ファミゲーってなんかある???)。
- ゲームの内容は、稽古して強くなって、本場所で相撲を取って番付を上げて、横綱を目指す! ――といった、うん、まんま大相撲だよね。格闘アクション+力士育成シミュレーションみたいな(あんまし相撲をそういう目で見たことなかったけど、確かにゲーム的な要素大きい気がする大相撲って)。メインモードの「昇進モード」のほか、「練習モード」「対戦モード」「観戦モード」なども楽しめる。
- 昇進モードは「幕下モード」と「関取モード」の2つがある。幕下モードは初心者向けで、難易度が選べるやさしい仕様。一方、関取モードは難易度が高い。初期値が低く、育成に時間がかかる。その上、ラスボスの千代の富士が強すぎる!(実際の千代の富士も強かったわけではあるんだけども)
- ちなみに「大銀杏(おおいちょう)」とは、十両以上の力士が結える髷のこと。銀杏の葉の形に似てるから「大銀杏」ってわけね。でも、そうなるとタイトルの『千代の富士の大銀杏』ってそのまんまのタイトルだよね。しかし、なんか雰囲気があると思っちゃうのは私だけ? 悪くないタイトルだと思うのは私だけなのかな???
- さて、評価としては、正直悪くない。面白い。育成シミュレーション要素はSLG好きとしてはグッとくるものがあるし、立ち合いも「足払い」や「投げ」といった技の数々を簡単なコマンド入力で出すことができて操作性も良し。プレイヤーの顔を作れるのもこの頃にしては先進的な気がしていい感じ(なんだかモンハンを彷彿とする)。ファミコンでいくつかある相撲ゲームの中でも完成度は一番良いって気がしてる。……なのに、れとげ部!での評価は「駄げ?」ってどゆこと?
れとげ部!での評価
駄げ?:
ここが駄げ?
ぶっちゃけ、つっぱり大相撲
――見た目がね。『つっぱり大相撲』なんだよね。ホント見分けがつかないレベル。まぁ、ファミコンの相撲ゲームあるあるではあるんだけど「つっぱり大相撲のパクリ&劣化ゲー問題」。しかし『千代の富士の大銀杏』はシステム的には別物に仕上がっていて、完成度を上げてきてる印象を持つ。
- 『つっぱり大相撲』 :格闘アクション+RPG
- 『千代の富士の大銀杏』:格闘アクション+育成シミュレーション
みたいな。すみわけがちゃんとできてる。個人的には『千代の富士の大銀杏』が好き。……なんだけど、やっぱり立ち合い時のグラフィックがなぁ。『つっぱり大相撲』なんだよなぁ。そこだけとって「駄げ!」と評するのは間違ってるかもしれんけど。プレイ直後の率直な感想はこれが正直なところだからしょーがない。『つっぱり大相撲』がなければ迷いなく「神げ!」にも推したいところなんだけど、たぶん『つっぱり大相撲』がなければ『千代の富士の大銀杏』は生まれていなかった気がするジレンマ。少し時間を置いてみれば、また違った評価ができるかも。そんな品定めがちょっと難しいゲームが私にとっての『千代の富士の大銀杏』なのね。
コメント! (レトゲで一言!)
あっ ありがとう ふえいす
パスワードで「おもしろい」と5回続けて入力すると、メーカーからの隠しメッセージが出る裏技がある。こういう遊び心も割と好きなゲームなんだよね~。