基本情報
- ジャンル:アクション
- 機種 :ファミリーコンピュータ
- 発売元 :任天堂
- 発売日 :1984年10月5日
ゲーム概要
はい、『デビルワールド』ですね! ファミコンは「このソフト発売の前年に登場!」していて、初めはアーケードゲームからの移植がほとんどだった。翌年の1984年になるとオリジナルのアクションゲームも誕生し始め、本作はその記念すべき1番手!
ゲーム内容は「任天堂製パックマン」とでもいうべきものなんだけど「1ラウンド3面・ループ制」の構成になっており、3面それぞれにゲーム性が違っている。1面はまさにドットイートで、すべてのドット(ボワボワ)を消せばクリアになるんだけど、通路上の十字架マークを通過して十字架を持たないとボワボワを消すことができない! 十字架は一定時間経つと消えてしまうけど、十字架マークはずっとそこにあるため、そこを通れば何度でも十字架を持つことができる! 十字架を持っていれば火の玉を吐いて敵を攻撃! 倒した敵は目玉焼きになって、これを食べるとボーナスポイントが得られる!
2面はステージに点在する4つのバイブルを取って、中央の「四方に挿し穴の開いた台座(デビルホール)」に差し込み、デビルワールドを封印する! バイブルを持っている間は攻撃ができ、十字架と違って一定時間で消えることもないため一見簡単そうなんだけど、次のバイブルを取るまで無防備な状態が続くため、難易度としては2面の方が難しく感じる! 3面はボーナスステージとなっていて「?」のついたボックスを開けていく!
本作最大の特徴は「強制スクロールで常時フィールドが動く」仕様。これが「ドットを食べるのに特定アイテム(十字架)の取得が必要」なことと並んで、「パックマン」との差別化になっている。1面と2面は画面上部にいる悪魔が「指を指した方向」に「ランダムでスクロール方向を変化させる!」。これによって自機(タマゴン)が壁にはさまってやられてしまうのが非常に多いやられパターン! また、強制スクロールによってボワボワがフィールドの端へいってしまいステージクリアが困難な状態に陥ることもしばしば! 3面は通路上の矢印を踏むことで強制スクロールの方向をコントロールできるしくみになってる!
本作は「2人同時協力プレイができる!」のも嬉しいところ! ただし、相手を攻撃することも可能なので、対戦プレイに発展するのは必然だったな……。アクションが苦手なファミっ子たちは当然、アクションゲームが得意な友達や兄弟に火を吐かれるのを避けられない! しかして! このゲームは「復活時に無敵の卵状態」から始まって、十字キーを押さなければいつまでも卵のまま動かない「ストライキプレイ!」が可能なため、それによって報復するという意地悪がアクション苦手な私にもできたな!(性格悪い? そんなことは知りません!)。ちなみにタマゴンが卵から生まれるときのSEは『スーパーマリオワールド』でヨッシーが卵から生まれるときの効果音にも使われているんだって! 本作は、当時まだ少ない「ACからの移植ではないFCオリジナルのアクションゲーム」ということでもっと注目を浴びていてもよかったような気がするんだけど、実際には『ドンキーコング』などアーケードで知られたタイトルに人気が集中してて、マイナーな存在になってしまった感が否めず。とはいえ作り自体は決して悪くなくて、当時このソフトを遊んだファミっ子にはすごく思い出に残っている話も少なくない。本ブログでは「隠神げ!」に認定したんだけど、どう思う?
れとげ部!での評価
隠神げ!:
ここが隠神げ!
みんなの思い出つまってる?
このソフトは知名度が低い割に、持ってた人は「すごく懐かしい!」「思い出深い!」って話をよく聞くよね~。兄弟でやったとか、家族で遊んだとか。まさに古き良きレトロゲームって言えるんじゃないかな!
コメント! (レトゲで一言!)
ACからの移植がほとんどだった当時のファミコンソフトのオリジナルアクション一番手。知ってる人は少ないけれど、たくさんの思い出残ってる?