今の常識は?【日本人の3割しか知らないこと 2017年07月13日】

日本人の3割しか知らないこと

2017年07月13日放送『日本人の3割しか知らないこと くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館』♯67のまとめ。

これからの季節に知っておきたい!
夏の危機回避&今の常識はどっち?

今どきの常識はどっち?

ちょっと前までは「カルシウム不足でイライラする」なんて言われてたけど、いまは関係ないと考えられている。

昔は「脳は10%しか使われていない」など、人間の脳は一部しか使われていないと言われていたが、研究が進んだ今では「人間の脳は100%使われている」ことが判明している。

最新の研究で古い常識が変わっている一方で、「子どもの頃の正しい筋トレは成長にいい」や、「雷でヘソを隠すには裏付けがあり、気温低下でお腹を冷やさないため」ということなどもわかってきている。

今の常識知ってる? 夏の常識は今と昔で大違い!? 昔から言われていることは正しいのか? 今の常識は大間違いなのか?

スイカと天ぷらの食べ合わせは、よい?よくない?

よくない。スイカは水分が多く、胃酸が薄まりやすいので、天ぷらの油分が消化不良になる場合がある。また、スイカとビールの食べ合わせもダメ。どちらにも利尿作用があるので、脱水症状になる可能性がある。

「スイカの種を食べると盲腸になる」などと言われることもあるが、ただの迷信であってスイカの種を食べても盲腸にはならない。スイカの種は食べても体に影響はない。

近眼の人は老眼に、なる?ならない?

なる。老眼は誰にでも起こりうる症状。老眼とは近くが見えにくくなる症状のことで、近眼は近くが見えるために自覚しにくいだけ。

体調でヒゲの伸び方が、変わる?変わらない?

変わる。体調が悪いとき、睡眠不足のときなどにヒゲは早く伸びる。逆に体調がよいとヒゲが伸びるのは遅い。

ちなみに「性欲が強いと髪が早く伸びる」と言われるが、医学的な根拠はない。本来、髪が早く伸びるのは女性ホルモンの働きなのだが、ここから「男性ホルモンが多いと髪が早く伸びる」という勘違いが生まれた。

興奮すると鼻血が、出やすい?関係ない?

関係ない。興奮で血圧が上がっても、それだけで鼻血が出ることはない。

毎日の入浴で体をゴシゴシこするのは、いい?よくない?

よくない。皮膚を強く洗うと軽い皮膚炎が起きる。毎日の入浴で日常的に強く体をこすると、肌の善玉菌が減ってしまい、体臭がキツくなることもある。

サウナでダイエットは、効果ある?ない?

ない。サウナだけではダイエットにならない。汗を流して一時的に体重が減って、新陳代謝はよくなるが、水分補給などでまたすぐ元に戻ってしまう。

座る席によって太る、ある?ない?

ある。暗い席での食事は太る可能性がある。アメリカの大学教授の調査では、窓際や照明の明るい席ではサラダや低カロリーな注文が多く、暗い席では高カロリーな注文が多い、といった傾向があるという。さらに暗い席だとデザートの注文も73%アップするそう。ただし理由は不明。

抜け毛でDNA鑑定は、できる?難しい?

難しい。抜け毛は毛根がない場合が多く、鑑定に必要な量のDNAが採取できない。さらに、DNA鑑定を受けた人の3割が「血縁関係なし」といった衝撃の事実もある。ただしこれはそもそも疑いを持った人が依頼するから。

夏の危機回避ハナタカ!

ベビーカーの骨組みは太くないとみんなが困る!?

もし細いと、電車のドアに挟まれたとき、センサーに反応しないため。

山で遭難したらどっちに行けばいい、上?下?

上(頂上)を目指す。「川沿いに下る」はより危険。滝が出てきたりすると逆に遠回りになることもあるし、川沿いはすべりやすくケガをしてしまう恐れも。山は上(頂上)にいくにつれて木々が少なくなり、救助ヘリが遭難者を発見しやすい。

リュックのブタの鼻はデザインではない!?

本来はピッケルをつけるヒモを通すための穴。現在ではアウトドアの雰囲気を出すためのデザインとして残っている。

リュックの調節用の長いヒモは邪魔でも切ってはダメ!?

長いヒモは緊急時に役立つ。登山中に足をくじくなど負傷者が出たとき、長いヒモを伸ばしそこに負傷者の両足を通し、そのままリュックを背負う要領で負傷者ごとリュックを背負うと、より楽に負傷者を運べる。

どこかに閉じ込められたらオシッコで助かる!?

閉じ込められた人を探す救助犬が、アンモニア臭を嗅ぎつけるため、発見しやすくなる。また、アンモニア臭や二酸化炭素を探知する機械もある。

公園のブランコは緊急時に役立つ!?

外枠にワイヤーを張り巡らせてシートをかぶせると、公園ブランコはテントになる。支柱がしっかりして頑丈で、風雨に強く、災害時などに役立てられる。ちなみに公園のベンチは緊急時に板を取り外すと、かまどになる。さらに下が下水管に通じているものもあり、これはトイレとして活用できる。

日傘などの紫外線対策に効果的な色は?

黄色。実験では、黄色の傘は紫外線量がほかの色よりもたしかに下がっていた。

SNSに写真を上げるとき気をつけること

モザイクアプローチ。SNSの複数の写真などの情報から住所などの個人情報が特定されてしまうこと。近隣のお店の写真や風景などをあげるときには細心の注意が必要となる。

野菜ソムリエプロ高校生の旬の夏野菜目利きハナタカ!

日本でただ1人の高校生野菜ソムリエプロ・森之翼さんが野菜の目利きを伝授!

今が旬のナスの目利きポイント!

ナスのヘタの隙間に見える白い部分を見る。白い部分はナスが成長しているところ、これが見えるということは成長スピードが早く、成長が早いとそれだけ柔らかい。また、ヘタのトゲが尖っているほど新鮮なナス(トゲあり品種の場合)。

ナスの旬は7月~9月頃。「秋茄子は嫁に食わすな」の「秋茄子」の「秋」は旧暦の秋、なので現在では夏野菜。品種は約200種類ある。

ちなみに「秋茄子は嫁に食わすな」の理由は「姑さんの意地悪」という話もあるが、ナスは体を冷やすのでお嫁さんのためという話や、種が少ないから子宝に恵まれないというゲン担ぎの意味もある。

ナスは暑さに強く寒さに弱い野菜、そのまま野菜室へ入れてしまうと、低温障害で味が落ちてしまう。ナスはキッチンペーパーなどで包み、ポリ袋などに入れて直接冷気に触れないように野菜室で保存する。

江戸時代にはナスのヘタを使って「歯みがき粉」を作っていた。ナスのヘタには口内炎や歯の痛みなどの炎症を抑える成分が含まれている。ヘタを燃やし炭状にしてからすりつぶして粉末にしたものが、歯みがき粉として使われていた。現在でもナスの成分の歯みがき粉がある。

今が旬のキュウリの目利きポイント!

見るポイントはまず太さ。全体的に均等な太さのものを選んだほうがいい。均等でないものはまだ成長途中だったもの、成長し切ったものがやっぱりおいしい。つぎにトゲの部分。トゲが尖っているものほど新鮮でおいしい。

夏野菜のラタトゥイユを作るときのポイント!

今流行りの夏野菜を煮込んだラタトゥイユ。ラタトゥイユは夏野菜を煮込んだフランス南部の郷土料理。ハナタカ流ラタトゥイユを作るときのポイント。

まずは下準備のポイント。

ナスの皮はむかないほうがいい。皮の紫色はポリフェノールの一種「ナスニン」という栄養素が豊富。抗酸化作用があるので美容にもいい。

夏野菜は水分が多いので煮ると縮んでしまうため一口大の大きめにカットする。

ナスは水にさらしてアク抜きしてはいけない。アクだと思っているものはじつは栄養素、水につけるとナスの栄養素が流れ出てしまう。

ラタトゥイユに不可欠なニンニクを固まりから簡単にバラす方法は、ニンニクを裏返しに持って、そのまま一気に叩きつける。

下準備が終わったらオリーブオイルでニンニクを炒める。大きめに切った夏野菜やエリンギを入れてさらに炒め、塩とハーブソルトで味付けする。水は入れず野菜の水分だけで調理する。

ちなみに、食べる直前にオリーブオイルなどの油をかけるだけで栄養の吸収率が上がる。ナスやトマトの栄養素は、油と食べると吸収されやすくなる。

高校生野菜ソムリエプロのおまけのハナタカ

まだまだあった今が旬のナスの事実。色のついたピーマンは緑色が熟したものだが、それと同じように、じつはナスの紫色は未熟な状態を表している。なのでナスは熟すと黄色になる。熟した黄色いナスはおいしくないので市場に出回ることはなく、一般的に見られることはかなり少ない。

ちなみに黄色く熟したナスは「ボケナス」と呼ばれる。熟しすぎると中身がなくスカスカになり味もぼやけてしまうので、そこからこう呼ばれるようになった、という説がある。

ズッキーニは見た目がキュウリに似ているがじつはカボチャの仲間。味はナスに似ているので、料理の際はナスの代わりに使うといい。おいしいものの見分け方は「あまり大きすぎないものを選ぶ」こと。ズッキーニは成長が早いので、大きすぎるものは種が多く中身もスカスカになっている。目安は18~20cmくらいのもの。

キュウリは95%ほどが水分で世界一カロリーの低い野菜として世界記録に認定されている。水分が多いために冷蔵庫で保存するとブヨブヨになってしまうことがあるが、氷水につけるとシャキッと復活する。

本日はこれにておしまい。毎週楽しみです。
みなさんもぜひご覧になってください。

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