おもろい以外いらんねん

文学・評論
  • 『おもろい以外いらんねん』よむかも。
  • 著者:大前粟生 出版社:河出書房新社
  • 定価:1400円+税 発売日:2021年1月27日 単行本:176ページ
  • ISBN-10:430902940X ISBN-13:978-4309029405
  • お笑いが不快。でもそれがなんでなのか。うまく説明できない。モヤモヤ。
  • 過剰な嘲り、いじり。ミソジニーやセクハラのかほり。
  • そんな感じ? たぶんそんな感じ。
  • この本は、お笑い芸人コンビの物語である。
  • しかしながら視点は高校時代から二人を見守ってきた咲太である。
  • 幼馴染みの滝場は、その場の空気を読んで笑いに転換させるのがうまい。
  • 転校生のユウキと組んで、やがてプロになり活躍してく。
  • でも、滝場の笑いはときに女性芸人を傷つける。無神経なことも多い。
  • 滝場は決して悪い人間じゃない。
  • 狭い社会の中で爆発的に笑いをとろうとして世間とズレが生じてる。
  • 面白かったらなんでもいい。もうそんな時代じゃないらしい。
  • 滝場の生む笑いは面白くない。そんな時代。
  • 物語の冒頭でコンビが解散したことが語られる。
  • 寂しい結末を迎えるのだろうか。いや、違った。
  • 炎上したら人生終わり。そんなことない、かもしれない。
  • 今の時代の青春&成長小説。
  • (なんだって)
  • (お笑い芸人のスタンダードなベーシックって学校のお調子者君なんかな)
  • (スクールカーストでは下位をネタにして笑いをとって地位の確保に汲々)
  • (その子もたぶん悪い子じゃないし。そんなん疲れるだろし)
  • (なんて考えてたら読みたなってきたし)
おもろい以外いらんねん
幼馴染の咲太と滝場、高校で転校してきたユウキの仲良し三人組。滝場とユウキはお笑いコンビを組み、27歳の今も活動中だが――。優しさの革命を起こす大躍進作。

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