サンサーラ・ナーガ【ファミコン・コラム】、飼い竜に愛着が湧くほどラストがつらい。

レトロゲームがおもしろい
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『サンサーラ・ナーガ』は1990年ビクター音楽産業より発売のファミコン・RPG・レトロゲーム

君を育てるのはとっても大変。ちっとも言うこと聞いてくれない。だけど最後は私を助けてくれた

『サンサーラ・ナーガ』の基本情報

  • ジャンル:RPG
  • 発売元 :ビクター音楽産業
  • 発売日 :1990年3月23日

『サンサーラ・ナーガ』の対応機種

  • ファミリーコンピュータ
  • ゲームボーイアドバンス(『サンサーラナーガ1×2』)

『サンサーラ・ナーガ』のストーリー

いつかわからないほど遠い時の果てで、その大陸は“アクパーラ”と呼ばれていた。

ある日のこと、ひとりの少年が、夜明けをまたずにこっそりと生まれ育った村を出る。
金はない。身を守る武器もなければ防具もなく、手持ちの食料もごくわずか。彼にあるのは、大きな野心と、腕に抱えた大きな卵。ただ、それだけだった。
しかし、この卵は村の宝だった。
「竜の卵」……と、長老は言っていた。
そう、この世界には竜がいた。
その気高さと狂暴さゆえに、人々は竜を畏れ崇拝していた。
さらに、この世界には“竜使い”と呼ばれるスペシャリストたちがいた。
彼らはただ1本の笛で竜をあやつり、その仕事の困難さゆえに、王候貴族たちにさえ一目おかれていた。
「卵から竜をかえし、立派に育てて、いつか村のみんなを驚かしてやるんだっ!」
竜使いになれば富も名誉も思いのままだ――少年は、そう信じて疑わなかった。そして、自分にはそれができる、と。

が、どっこい世の中あまくない。卵から生まれたのは竜とは似ても似つかぬダチョウの子供だった!
小さなダチョウは愕然とする彼を尻目に、あっというまに地平の彼方へ走り去る。
少年は村の宝を盗み出したあげくに、それを失ってしまったのだ。……もう、村には帰れない。ずっと昔から「竜の卵」だと信じていたものが、実は「ダチョウの卵」だったなんて話を、一体、だれが信じるだろう?
――胸を張って村に帰るには、一人前の竜使いになるしかない。そう考えて、彼は笑い出した。
「なんだ、はじめからそのつもりで村を出たんじゃないか……」

こうして少年――つまりゲームをプレイするあなたは、ノラ竜や怪物たち、道を踏みはずしたクズレ竜使いなどが徘徊する荒野へと旅立っていく。

取扱説明書 <STORY 【お話】 「いざ旅立ちだ!」> より

『サンサーラ・ナーガ』のプレイ雑感

『サンサーラ・ナーガ』! まずはパケ絵がすごくかわいいよね! そして「竜を育成するRPG」というゲーム内容にめちゃくちゃ惹かれる!

『サンサーラ・ナーガ』が発売された1990年3月といえば、まもなく「スーパーファミコン」が誕生する頃。スタッフがとにかく豪華らしく――

  • 監督:押井守
  • 脚本:伊藤和典
  • 音楽:川井憲次
  • キャラクターデザイン:桜玉吉

――って、感じ

う~ん、高名なクリエイターの面々が携わっていれば、それなりに話題になっていそうなものだけども、現代では聞かないタイトルだよね?

当時は話題になってたのかも。けどシリーズ展開もスーファミの『サンサーラ・ナーガ2』以降続きは出てないし、マイナーRPGと言っていいんじゃないかな?

なんでだろね? おもしろいのに!

ひとつには「本作独特のシステム」が挙げられそう。人を選びそうな雰囲気あるよ

『サンサーラ・ナーガ』ってどんなゲーム?
  • 本作最大の特徴は「竜の育成」。
  • 竜には「勇敢さ」「道徳性」といったパラメータが存在。
  • 倒したモンスターをエサとして食べさせることでこれらが変化し、成長。
  • パラメータによっては戦闘中、竜が逃げたり裏切ったりする。
  • 主人公にはレベルがなく、装備品以外では基本的に強くならない。
    (これは監督の「人間はそんなに急速に強くはなれない」という考えによる)
  • 最初から弱い敵も強い敵もごっちゃに出てくる。
  • なのに竜を連れて歩けるようになるまでけっこうかかる。
  • 故郷の村の人に話しかけると袋叩きにあい身ぐるみはがされる。
    (ストーリー上、主人公は故郷の村で盗みを働いているため)

盗んだ卵は「竜の卵」じゃなくて「ダチョウの卵」だったのに! 最初の村でボコボコにされたときには驚いたよね。まあ、盗んだ私が悪いんだけどさ。それだけに、優しく迎えてくれるばっちゃんの温かさが心にしみたよ

竜の育成もおもしろい。卵から産まれた竜は「託児所」にあずけて、保母さんからの指示でいろんな獲物を狩りに行かなきゃいけないんだけど――これ、現代の共働きやシングル世帯が反映されてるみたいで妙にリアルなんだよね

卵を手に入れたときはひどかった。「リュウのウンコ」と交換だとか!

でもだんだんとストーリーに惹き込まれていく。竜も、手に入れるまでに苦労したり、戦闘中に言うことを聞いてくれなかったり、別れたり再会したり――どんどん愛着が湧いてくる

そんな、もはや我が子みたいな飼い竜が、ラストバトルであんな行動をとるだなんて……

感動したし、それだけに悲しかったよね

この気持ち、もっと多くの人と語り合いたい!

しかし『サンサーラ・ナーガ』は最近のハードではリメイクも移植もないみたい。現代でプレイするのはちょっと難しいかもしれないね

『ニンテンドースイッチオンライン』とかスマホゲームとかで出てくれると、私的にはとってもうれしいレトロゲームだよ!

おしまい。

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