『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :小佐野彈
- 出版社 :新潮社
- 定価 :1750円+税
- 発売日 :2021年11月30日
- 単行本 :272ページ
- ISBN-10:4103543116
- ISBN-13:978-4103543114
『よむかも』な本のポイント
- 恋愛ってファンタジー。それでよくね? ダメ? 出生率的に? ダメ?
『よむかも』な本のレビュー
- 『僕は失くした恋しか歌えない』よむかも。
- センチメンタルタイトルだよね。読後にわかる深い意味があるらしい。
- 中学時代から大学時代までの自伝的青春小説。
- 著者は1983年生まれ。いくつも短歌の賞を受賞した歌人だって。
- しかも有名企業の経営者一族に生まれた、いわゆる「御曹司」
- 小学校から大学まで慶応。
- でも自らセクシュアリティを公にしているオープンゲイである。
- 歌を詠み始めたのは、性愛の対象が同姓であると気づいた中学生。
- BLマンガに心ときめき。恋に恋い焦がれ。
- 『夕ばえの雲のごとくに燃えながら恋に恋せよ! 十五のわれよ』
- 美術部の先輩に恋していた。夏休みの合宿中に告った。
- 「そっか。ありがとう。でも、俺は気持ちに応えられない」
- 女に興味なさそう。ひょっとしてホモなんじゃない?
- 同級生たちの囁きが耳に。普通の恋をしなければと焦る。
- 高校時代に二人の友人。帰国子女の女子と一つ下の後輩。
- 二人には自分の秘密を打ち明ける。
- 「いいじゃないすか! 俺、全然気にしないっすよ!」
- そう言ってくれた後輩に告白。
- 「そんなん、ありえないっしょ。普通にキモいよ」
- 『しらたまの月をうらめり浅はかな十七歳の胸をうらめり』
- 彼の青春とは、失恋に次ぐ失恋の連続だった。
- 早熟な少年は成長し、海外で暮らす道を選んだという。
- いやさ、恋愛ってもはやファンタジーだよね!(?)
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