二千億の果実

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :宮内勝典
  • 出版社   :河出書房新社
  • 定価      :2250円+税
  • 発売日   :2021年10月22日
  • 単行本   :292ページ
  • ISBN-10:4309029930
  • ISBN-13:978-4309029931

『よむかも』な本のポイント

  • アインシュタインの脳を巡る陰謀。
  • チェ・ゲバラの死の瞬間。
  • キーボードで会話するボノボのアダム。
  • よむかもなワードがいっぱいすぎる。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『二千億の果実』よむかも。

脳裏にはいくつもの思いが同時に渦巻いているが、小説は一つの文脈しか書けない。まったく不便なものだ。

  • 「i」が「視る」世界。オムニバス形式の短編連作的な。
  • キクユ族の若い女性ルーシーの語る悲惨な人生。
  • (キクユ族はアフリカ東部、現在のケニアあたりに住む人々)
  • 満州で迎える日本の敗戦。
  • 命からがらまだ小さな男の子を連れて帰国する女性(「i」の母親)
  • アインシュタインの脳を巡る陰謀。
  • チェ・ゲバラの死の瞬間(「さあ、撃て!」と言ったのか?)
  • キーボードを叩いて簡単な会話ができるボノボの「アダム」
  • 手話でシンプルながら意志の疎通ができるゴリラ「ビビ」
  • 知能をフル稼働して脱走するチンパンジーの「林檎」
  • 人間と類人猿との対話の可能性について。
  • 満州のアムール虎を思わせる、中国残留孤児二世「ビャオ
  • 歌舞伎町で頭角を現し、暴走族「怒羅権ドラゴン」を率いて、暴力団をしのぐ勢力へ。
  • 隠者となった元・宇宙飛行士との対話。
  • イーストビレッジに暮らした日々。そしてコロナ禍の日常。
  • で、この小説はなんなのか? 地球への祈りである。
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