『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :池井戸潤
- 出版社 :KADOKAWA
- 定価 :1600円+税
- 発売日 :2021年9月28日
- 単行本 :320ページ
- ISBN-10:4041117178
- ISBN-13:978-4041117170
『よむかも』な本のポイント
- あれはいい入れ替わり爆笑小説だった。
『よむかも』な本のレビュー
- 『民王:シベリアの陰謀』よむかも。
- この本は、2015年にドラマ化された池井戸潤さん『民王』の続編。
- (まさか続編出るとはね。前作出たの2010年だかんね)
- 武藤内閣が直面した空前の危機が描かれる本作。
- 発端は、環境大臣・高西麗子が謎のウイルスに感染。
- 発症すると意識は朦朧、錯乱状態に。直近数週間の記憶が失われる。
- 脳神経に作用するウイルスが疑われるが、詳細は不明だ。
- そして就職したてな息子の翔も感染。
- 「いまのままでは、この感染拡大は収まりません、総理」
- 「感染爆発が起きる前に、緊急事態宣言を発出するべきです」
- まるでコロナ禍。しかし、物語は予想外の展開を見せる。
- どうやら感染源はシベリアで発掘されたマンモスらしい。
- 秘書の貝原、隔離が解けた翔、ウイルス研究者の眉村紗英――
- 3人は泰山の命を受け、シベリアへ向かうことに。
- 「マンモスがウイルスに感染して絶滅したのではないか」
- 近年、永久凍土が露出し、冷凍マンモスが次々と発掘されている。
- そこから人にうつるウイルス……
- 「これは地球温暖化という人間の業に、神が下した罰なのかもしれません」
- 荒唐無稽な仮説と、緊急事態宣言下の割とリアルなドタバタと。
- 陰謀論を信じる数万人の群衆が暴徒化する終盤がいや~な感じらしい。
- とはいえ、武藤泰山は現実の首相よりずっとマトモだって話。
- 沈静化にはワクチンか治療薬の開発しかない。わかってる。しかし――
- 「ワクチンを待っていたら、日本は確実に崩壊する」
- そして、国民との直接対話に臨むんだって。わくわくだね。
- 現実の首相は「ワクチン、ワクチン」で国民との対話を拒んだ感あるからね。
- ピンチになると政治家の真価がわかるのかもって話?
- (まあ、政治家だけの話じゃないんだろうけどね)
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