東京の古本屋

文学・評論

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :橋本倫史
  • 出版社   :本の雑誌社
  • 定価      :2000円+税
  • 発売日   :2021年9月28日
  • 単行本   :360ページ
  • ISBN-10:4860114620
  • ISBN-13:978-4860114626

『よむかも』な本のポイント

  • 古本屋巡りというものに私は得も言われぬ憧れのようなものを抱いているよ。
  • でも、ひきこもりガチだからね。この本ってわけね。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『東京の古本屋』よむかも。
  • コロナ禍の東京で10軒の古書店を巡り「WEB本の雑誌」に1年半連載。
  • この本は、そのまとめ。
  • どの店にも「三日間」通い、帳場の近くで店主の仕事を見る。
  • (一つの国には三日間しか滞在しないキノルールみたいな? いいね)
  • 心がけているのは「現場では目立たないように」
  • 客が入ってくると帳場をすっと離れ、棚を眺めながら会話を聞く。
  • 取材ではノートや手帳ではなくスマホアプリを使ってた。
  • だから初めに断りを入れた「飽きて遊んでいるわけじゃないので」
  • 店内でのやりとりは掌編小説のよう。
  • 本の買取の値付け、棚への挿し込み方、接客の一つひとつ――
  • 店の個性が見えてくる。
  • 食事の場面が必ず登場するのも特徴的。
  • 「酒を交えて話す。そこで何を注文するか。食に人が出る」
  • それが、かつて学んだ「構成」とは何か。
  • 読むと、自分もそこに居合わせているかのように感じられる。
  • 読み終えると、古本屋の日常にちょっと詳しくなった気分。
  • 私のようなひきこもりガチでも古本屋巡りをした気分になれる一冊。
  • (たぶん。コロナ禍で趣味の古本屋巡りできない人も、たぶん)
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