『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :清武英利
- 出版社 :文藝春秋
- 定価 :1600円+税
- 発売日 :2021年7月28日
- 単行本 :296ページ
- ISBN-10:4163914048
- ISBN-13:978-4163914046
『よむかも』な本のポイント
- 表紙的に小説かと思ったらノンフィクションだった。
『よむかも』な本のレビュー
- 『後列のひと:無名人の戦後史』よむかも。
- 後ろの列の目立たぬところで、人や組織を支える人々。
- それがこの本に登場する人たち。
- 「文藝春秋」にて連載されたものから18話を選んで収録。
- 背景となる時代は、戦中から2021東京五輪を控えた時期までをカバー。
- 無名の人から見た戦後史の体をなしている。
- 特攻隊基地の生き残り。
- トヨタの第一期養成工。
- 人生の浮沈を経験した先物相場師。
- ベトナム戦争が原因で祖国に帰れなくなってしまった留学生。
- バブル崩壊のさなかに現場で翻弄された人々。
- 福島第一原発事故の直後に入社した配電工。
- 戦後の日本が辿った道筋が、市井の人々の生き様から鮮やかに浮かび上がる。
- それぞれ立場の異なる人たち。
- しかし、ロケットの父・糸川英夫、ベトナム、報道写真家――
- 多様な媒介項でつながる工夫が楽しい歴史絵巻である。
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