悲劇の世界遺産:ダークツーリズムから見た世界

ノンフィクション

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :井出明
  • 出版社   :文藝春秋
  • 定価      :1100円+税
  • 発売日   :2021年5月20日
  • 新書      :224ページ
  • ISBN-10:4166613138
  • ISBN-13:978-4166613137

『よむかも』な本のポイント

  • 世界遺産は、観光振興や地域活性化の起爆剤じゃない。
  • 世界遺産を見る一つの視点としてのダークツーリズム。
  • そもダークツーリズムとは何ぞや?
  • 世界遺産検定の参考にもいかがか?

『よむかも』な本のレビュー

  • 『悲劇の世界遺産:ダークツーリズムから見た世界』よむかも。
  • ダークツーリズムとは。戦争や災害などの悲劇の記憶を巡る旅。
  • この本は、そんな視点から観光学者の人が世界遺産を巡り解説。
  • ユダヤ人大量虐殺の現場となったポーランドの「アウシュビッツ強制収容所」
  • 第2次大戦で爆撃に遭ったフランスの「ル・アーブル」
  • (オーギュスト・ペレによって再建された都市)
  • 強制労働問題が絡む軍艦島を含む「明治日本の産業革命遺産」
  • 世界遺産っていうと「輝かしい歴史的遺構」ってイメージ?
  • しかし、ユネスコによる本来の趣旨は――
  • 「人類にとっての顕著な普遍的価値を次世代に受け継がせること」
  • すなわち、負の遺産であっても対象になるってこと。
  • それを知ってほしいってこと。
  • その上で世界遺産を巡る。さらに充実した旅になりそうだよね。
悲劇の世界遺産 ダークツーリズムから見た世界 (文春新書 1313)
世界遺産の登録対象は、かならずしも栄光の歴史を語る場所ばかりとは限りません。そこには、戦争、災害、人身売買、虐殺、拷問、疾病をはじめとして、人類の悲劇の記憶も同時に数多く残されています。 世界遺産という仕組みは、もともと「人類にとって共通の...

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