『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :青木健太
- 出版社 :岩波書店
- 定価 :840円+税
- 発売日 :2022年3月22日
- 新書 :222ページ
- ISBN-10:400431920X
- ISBN-13:978-4004319207
『よむかも』な本のポイント
- ターリバーンはなぜ強大な勢力を保ち続けていられるのか。
『よむかも』な本のレビュー
- 『タリバン台頭:混迷のアフガニスタン現代史』よむかも。
- 2021年8月、イスラム共和国政府を一気に倒して、政権を奪還したタリバン。
- その戦闘期間は、驚くほど極めて短かったという。
- 先進諸国から厳しく批判されるタリバン。
- なのになぜ、彼らは強大な勢力を保ち続けていられるのか。
- この本は、アフガニスタンの現代史を紐解きながら、その背景を探る。
- 内戦の最中イスラム教を錦の御旗に掲げる世直し運動として1990年代に台頭。
- その思想体系はイスラム法と部族慣習法が渾然一体となっている。
- 国民の7割が農村に住む同国の保守的な風土を色濃く反映。
- また全国制覇の過程で様々な派閥が入り込み、多様な集団の集合体となる。
- 「恐怖政治」「女性の抑圧」
- これらタリバン批判は一面で正しい。されど、
- 「イスラム共和国=善、タリバン=悪」
- そんな善悪二元論は実態とかけ離れているらしい。
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