東京大空襲の戦後史

社会・政治

『よむかも』な本の基本情報

  • 著者      :栗原俊雄
  • 出版社   :岩波書店
  • 定価      :860円+税
  • 発売日   :2022年2月21日
  • 新書      :222ページ
  • ISBN-10:4004319161
  • ISBN-13:978-4004319160

『よむかも』な本のポイント

  • 賠償云々はよくわからないけど、これだけはわかる。
  • 戦争でいつも泣くのは民間人ってこと。

『よむかも』な本のレビュー

  • 『東京大空襲の戦後史』よむかも。
  • 東京大空襲。家族の喪失。心身の障害。多くの人が過酷な人生を強いられた。
  • 本来償いををすべきは加害者であるアメリカ。
  • だが、日本は補償請求権を放棄。
  • 国は軍人恩給復活、旧軍人・軍属への援護を行う。
  • では、民間人へは?
  • 民間人も対象となる戦時災害保護法は復活させなかった。
  • 軍人は国が雇用したから補償、民間人はそうじゃないから補償する必要なし。
  • そんな理屈。
  • だが、海外からの引揚者などへは補償するってなんという矛盾。
  • 論旨に一貫性がないんじゃねっていうね。
  • 民間人空襲被害者援護法案は国会に何度も提出されたが未成立。
  • 裁判では民間人の空襲被害は認められるも救済の必要性は判断できない。
  • そんな感じで司法は逃げた。
  • 社会の偏見や無関心もあるある。
  • この本は、空襲被害者の苦難の戦後史。国の責任を問う内容。
  • (とあるレビューで「政府に賠償を求めるという行為に違和感を感じる」)
  • (との空襲経験者の声もあってちょっと考えさせられたな)
  • (受けた被害の大小によっても主張は割れるとは思うのだけど)
  • (ただお偉いさんのやってることはいつもいつも酷過ぎるって話あるある)
東京大空襲の戦後史 (岩波新書 新赤版 1916)
一夜にして一〇万人もの民間人を殺害した東京大空襲。戦災孤児、障害者、PTSDなど、苦難のなかで戦後を生きざるを得なかった多くの人たちがいる。社会の無知や偏見に苦しめられながら、自分たちを切り捨てようとする国に対して救済を求めて立ち上がった空...

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