『よむかも』な本の基本情報
- 著者 :吉本由美
- 出版社 :亜紀書房
- 定価 :1500円+税
- 発売日 :2021年7月14日
- 単行本 :224ページ
- ISBN-10:475051702X
- ISBN-13:978-4750517025
『よむかも』な本のポイント
- ちょっとした記述に「へぇ~」ってなる。
- すてきな生き方なされてる。
『よむかも』な本のレビュー
- 『イン・マイ・ライフ』よむかも。
- 「人生ってなんだか偶然と突然の連続」
- 転がってる石みたいにさまざまな仕事に出合ってきた。
- 暮らしの達人のエッセー集。
- 吉本由美さんが自らの人生を二部構成で駆け抜ける。
- 仕事、部屋、猫、町、生活。
- 軽やかに自由に。
- 想定外に起こる出来事を楽しんだ日々。
- 前半は、東京での仕事編「転がる石のように」
- 大好きな洋画に出てくる部屋やインテリアに憧れた少女。
- 18歳で始めた東京暮らし。
- 導かれるように映画雑誌『スクリーン』の編集部員に。偶然の勢い。
- ’70年代に行き着いたのは、流行の発信地である雑誌『アンアン』だった。
- 読者が欲しがるフランス雑貨など足で探す仕事を頼まれ。
- 気がつけば雑貨スタイリストとして物集めと撮影に走り回る日々。
- 日用品を「雑貨」と呼んで、物集めに憧れを抱く心をおしゃれに解説した。
- 物がない中で探して探して、かわいいものを見つけたときの喜び。
- が、世の中に物が溢れてくると、物が均一的になりつまらなくなってくる。
- それからは徐々に文筆業の比重が増えていく。
- エッセイや小説を書き上げる傍ら、48歳でバーテンダーを目指す。
- 10年間、恵比寿のバーで修行。両親の遠隔介護も経験。
- 還暦を過ぎた頃、老後の道筋が見えてきた。
- 故郷の熊本で暮らすのが自然だと思えてきた。
- 後半は「あたらしい土のうえで」
- 還暦後帰郷し、未知の大地でひたすら暮らしを整え始める。
- 相談できる仲間も徐々にできた。
- だけど知り合いも猫も、もう今のままで充分。もう増えませんように。
- 今が老後、もう死ぬまで暮らしは変わらないだろう。
- どう楽しく死ぬかがこれからのテーマ、今の楽しみはチェロとのこと。
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