くまさんと出会った。

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第22話 そろそろおっぱいとおしりの話をしようか。

<< 前の話 次の話 >> 目次 〇月×日(△) 晴 今日の晩ご飯はなんと!? お母さん特製チーズinハンバーグでした! お好みソースとケチャップを1:1の割合で混ぜ合わせ軽く炒めた後、 ちょっとだけしょうゆを加えたこのデミグラスソースが絶...
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第21話 碧い兎がパパ活するときは処女を売るべからず。

<< 前の話 次の話 >> 目次 「さあ、いよいよお待ちかねのマンガのお時間だよ! 存分に読みたまえよメアリ君!」 「……………………」 森の中の湖のほとりにある一本の巨樹の付け根に、 きのこよろしくにょっきしているくまのマイホームの寝室は...
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第20話 電子書籍はなぜ安くならなかったのか。

<< 前の話 次の話 >> 目次 「悲しいけど、これEPUBなのよね」 くまが少女に告げた悲しいお知らせとは戦争のことではなかった。 それは、どうあっても少女に漫画を読ませてはあげられない―― という本当に残酷な事実であった。 ノマ、ノマラ...
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第19話 少女とは可愛いだけではブラを選べない生き物である。

<< 前の話 次の話 >> 目次 「すやすや……」 裸の金髪少女がベッドの上で寝ている。 「ぐぅぐぅ……」 ベッドの上で眠る裸の金髪少女の上でくまが寝ている。 そう、お昼ご飯の後はお昼寝。 もはや言うまでもないことだ。 ――え? まだそうで...
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第18話 新労働価値説で説く、ピサーラのピザの美味しさの秘密。

<< 前の話 次の話 >> 目次 本日のランチはピサーラのピザでした。 大変美味しゅうございました。 二文だ。二文で済むのである。 しかしなぜか、 二文で済ますには実に惜しい。 それがピサーラのピザだ、 と思うのは私だけ……?? * * *...
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第17話 後悔しないためならサイコパスにでも私はなりたい。

<< 前の話 次の話 >> 目次 「――陛下~、ご飯よ~? メアリ陛下~??」 「……はいぃ」 さきほどから、ホームの方からくまの呼ばわる声が聞こえてくる。 湖の前で膝を抱えた裸体の少女は、覇気のない声でそれに応じる。 くまがワールド辞典な...
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第16話 大将軍に俺はなる、と国王は言った。

<< 前の話 次の話 >> 目次 アークライト王国の若き右宰相、 セネトレイト・サルディアス・メタルハライドは空を飛んでいた。 目指すは北方、王国と帝国の境となるウェルギリウス山脈方面へ。 我が王のもとへ向け、急ぎ飛行魔法で空を駈けているの...
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第15話 正直、男子は女子のタトゥーをどう思っているのか。

<< 前の話 次の話 >> 目次 「ところで君、サキュバスだったの?」 と、くまは言った。 「……サキュバス?」 サキュバスとはなんだったかと――、 少女は記憶を辿ってみる。 サキュバスに魅入られた一兵卒の青年が立身出世を果たす―― そんな...
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第14話 人はなぜ、穴を見つけると覗きたくなるのか。

<< 前の話 次の話 >> 目次 「う~ん、マンダム……」 と、くまは言った。 (……マンダムとはなんでしょう) と、少女は考えた。 どことなく高貴な響きがあるような気がした。 きっと貴族の言葉に違いありません―― と、メアリは想像の羽を広...
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第13話 金髪ロリ美少女ベッドは、最上の目覚めをあなたに。

<< 前の話 次の話 >> 目次 森である。 広漠な湖のほとりに、そびえ立つ一本の巨樹の、その根元に。 生え出した巨大なキノコのようにして建つ。 一軒の家。 二階の寝室。 窓から差し込む朝の光を浴びて、少女はゆっくりと目を開く。 自然な、清...