くまさんと出会った。

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第12話 くまの日常。(1)

<< 前の話 次の話 >> 目次 アリス・クーベルチュールはカプセルの中で目を開いた。 「………………」 そして激しく混乱した。 「…………は?」 全裸の美少女ペットって何? 裸ズックって何? 心のイチモツって? 1ワンダフルポイントってえ...
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第11話 暇を持て余した神々の遊戯が再び行われているのか。

<< 前の話 次の話 >> 目次 森の空気が朝の光を帯びていく。 生物たちが目覚め、あるいは眠りにつく、静謐なとき。 そんな森の中、不自然に賑やかな場所がある。 その騒ぎは前日の昼間に持ち上がった。 いま、そこには多くの森の生き物たちが集ま...
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第10話 裏切りのシスター。

<< 前の話 次の話 >> 目次 西のアークライト王国。王城がそびえる敷地内に、その塔はある。 地下の牢獄。 城内で罪を犯した者を一時的に幽閉する場所だ。 その性質上、使用されることは少なく、 城内に暮らす王族、あるいは働く者たちからも ほ...
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第9話 少女とくまは夜空のトランポリンで遊ぶ。

<< 前の話 次の話 >> 目次 「さて。それはさておき、シスター・アマリリスの魔性のヒップラインのつづき話してくれる?」 くまが言う。 メアリは――少女は乞われるままそれを語る。 シスター・アマリリスはよくよく痴漢にあう。 なぜか、みんな...
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第8話 ステータスにある君の本当の名は。

<< 前の話 次の話 >> 目次 「………………」 「…………よし」 メアリはご主人様の「よし」を聞いてから、ゆっくりと面を上げた。 くまの座す椅子の座面は、正座の少女の頭よりもやや上に位置している。 よって、くまは少女を見下ろし、少女はく...
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第7話 あるあの穴を巡る少女とくまの心理戦。

<< 前の話 次の話 >> 目次 「いやあ、想定外に楽しい会話が続いてしまったね。さて、それじゃあ気を取り直して。さあメアリ、僕を抱いて!」 少女の裸ズック笑顔にテンション上がりすぎたくま。 そんなご主人様の、怒涛の言の葉の嵐に翻弄されたメ...
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第6話 奪われた仔を檻の中で探す、乳牛の慟哭を聞くような話。

<< 前の話 次の話 >> 目次 少女の裸ズックに思わずズキューンした、くま。 しばらくビクンビクンしたのち、はっと気づく。 「笑うとかわいいよ」 こんなときにはもちろん、このセリフを言わねばならない。 そんなご主人様のおかげで。 普段の冷...
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第5話 少女の裸ズックにくまは思わずズキューンした。

<< 前の話 次の話 >> 目次 涙の食事を終えたメアリの顔はぐしょぐしょ。 ソースに気をつかう余裕もなかったのだろう、口まわりはベタベタ。 「ひどい顔だねぇ」 と、くまに言われて、メアリは顔を赤くした。 くまはコンソールを操作する。と、 ...
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第4話 大人が子どもの命を犠牲にする、合理的な理由。

<< 前の話 次の話 >> 目次 これはメアリとくまが出会う、少しばかり前の話。 「選ばせてあげる。僕のペットになるか、それとも食料になるか」 いま、くまの前に三頭の魔獣がいる。三頭とも同一の種族。 ベヒモス。 ベヒモスは鋼のような質感、色...
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第3話 ベヒモスバーガーを食べた少女の涙は止まらなかった。

<< 前の話 次の話 >> 目次 「あなたはぬいぐるみを見て欲情しますか?」 「ぬいぐるみを見て欲情なんかするか! 僕はヘンタイか!」 (タイヘンなヘンタイです) とは、ペットの身である少女には言えなかった。 覚悟を決めたメアリが殺されるこ...